中村こずえのSUNDAYHAPPYMAP

2018.11.25

お寺のお供え物をシェアする活動とは?

おてらおやつクラブの事務局員で、愛知県春日井市にある薬師山 林昌寺副住職の野田芳樹さんに詳しく伺いました。

生まれたきっかけはある悲しい事件から

5年半ほど前に大阪のマンションの一室でシングルマザーのおかあさんとその息子さんが餓死状態で発見されるという事件がありました。飽食の時代と言われる日本で勇ましい事件が起きたと。そして、お寺には法事とか季節の行事とかでお供え物をお預かりすることがよくあり、お盆やお彼岸などの時期は多くいただきすぎて、お寺では食べきれないということがあったんだそう。そんな課題を抱えるお寺の一つに奈良の安養寺というお寺がありました。そこの住職が松島さん(おてらおやつクラブの代表)が先ほどの事件を受けてお寺のお供え物をお下がりとして困っている人に提供すればもったいないをありがとうに変えられるんじゃないかと。お寺と社会がそれぞれに抱えている課題をつなげて解決できるんじゃないかとそんなアイデアから立ち上がったのがこの活動だそうです。

おてらおやつクラブの仕組みは?

おてらおやつクラブという活動の基本的な仕組みはお寺のお供え物を仏様やご先祖様からのお下がりとしてまず子供の成長をサポートされる各種支援団体におすそ分けをするというのが基本だそうです。その支援団体と一口に言っても活動内容っていうのは多岐にわたっていて、たとえば児童養護施設やこども食堂、各地域の社会福祉協議会といったところです。各団体の活動の中で必要とする人におすそ分けをしたものをお届けしてもらっています。現在は11月現在で宗派を問わず980の寺院が参加しています。月間およそ9000人の子供達に届けているそうです。

 

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • 中村こずえ
      中村こずえ
      中村こずえ

      中村こずえ

      10月1日生まれ 天秤座。TOKYO FMアナウンサー出身。
      10代のころから今に至るまで、日本各地を旅し、47都道府県すべて訪れている。海外旅行も大好き。
      美味しい顔を見たくて(本当食べることが好きで)料理好きに。
      ワーキングマザーとして「簡単・テキトー・安い・早い・うまい!」をモットーとしたレシピ本を三冊出版している。
      スポーツはテニス、スキー、ゴルフ…すべて夫がコーチ!
      朗読の舞台公演や、講師の顔も持つ。

    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。