中村こずえのSUNDAYHAPPYMAP

2018.11.02

お米の名前、どうやって決まったの!

「なるほど!ニッポン調査隊」

東京都町田市の「町田市民ホール」からお届けしました!

キン・シオタニさんと立川晴の輔さんの公演『キンぱれ in 町田』に生中継のあと出演するとあって会場からお届けしました!

そんな晴の輔さんが今回調査したのは、「お米の名前、どうやって決まったの」!

先日、東京にある富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館」で落語会をした晴の輔さん。
そこのレストラン「はま作」さんで味わったのが、富山の新しいお米、その名も「富富富(ふふふ)」!
販売までに、およそ15年かかったそうで、ようやく先日デビューしたんです。

栽培の特徴は、夏の高温や病気に強い!
さらに稲の長さが短いため、台風や強風にも耐えることが出来る!

味の特徴は、きわだつ旨みと甘み!
代表的な品種の「コシヒカリ」と比べると、「富富富」は炊いた時のアミノ酸が多いので、旨みと甘みが強く感じられるんだそうです。
また、時間が経っても、硬くなりにくい。1日炊きたての硬さや粘りのまま、美味しさを保つことができるんだそうです。

そして、この「富富富」、名前にはどんな思いが込められているかと言いますと、
」山の水、「」山の大地、「」山の人が育てた富山づくしのお米だから!
そして、食べた後に思わず「ふふふ」と微笑んでしまう、幸せな気持ちになる、そんなイメージで名前がつけられたそうです。

中継の合間におにぎりを味わう!山形県産の「つや姫」でした!

日本で作付けられている米の品種は、正確な数は出ていませんが、300種類ほどもあるとか・・・
代表的な品種に、「コシヒカリ」「ササニシキ」「あきたこまち」などありますが、
「コシヒカリ」や「ササニシキ」はカタカナですが、「あきたこまち」はひらがなですよね。
実は名前の付け方にもルールがあったんです。
都道府県が独自に開発して奨励品種にした品種は、「ひらがな・漢字」
国や国による指定によって開発された品種は「カタカナ」
さらに、名前は6文字以内というルールも存在しました。

このルールを変えたのが、1991年に誕生した「ひとめぼれ」なんだそうです。

国指定の農業試験場が育てた品種が、ひらがなで「ひとめぼれ」と命名されたことで名付けのルールが緩み、
その後、ユニークな名前のお米が誕生することになったそうです。

一番有名な「コシヒカリ」は、1956年に福井県で開発された品種。
名前を漢字で書くなら「越光」なんですね。北陸地方を指す「越国」にちなんでつけられました。

西日本を中心に作られている「ヒノヒカリ」は、お父さんが「コシヒカリ」、お母さんが「黄金晴れ」。
名前の「陽(ヒ)」は西日本、九州地方を表わし、炊き上がったお米が光り輝くことから「ヒノヒカリ」と名づけられました。

この「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」を両親に持つお米が、「森のくまさん」!
森の」都と呼ばれる「」本県で生「」されたお米という意味で名付けられたそうです。

他にも、地名に由来するものは多く、「あきたこまち秋田出身の小野小町にちなんだ名前ですね。

そして、北海道生まれの「ゆめぴりか」!
北海道は長年、おいしいお米を作るのは難しいと言われてきました。
北海道生まれの日本一美味しいお米、という「ゆめ」と、アイヌ語で「美しい」という意味の「ぴりか」を合わせて「ゆめぴりか」という名前になったそうです。

山形県産の「どまんなか」!
由来は、庄内平野のどまんなかにある山形県農業試験場庄内支場で生まれたため!
あとは米どころの中心になりたい!という気持ちも込められているとか。

最近人気なのが、新潟県産の「新之助」ではないでしょうか!
新潟県が7年をかけて開発したブランド米。
「新之助」の「新」は、「新しい」・「新潟」の「新」から。
そして、誠実で芯が強く、かつスタイリッシュな現代的日本男児をイメージして、
「新之助」という名前がつけられたそうです。

「新之助」ではなく「晴の輔」という名前に変えてくれるんであれば、
いくらでも首を垂れますが・・・

お米の名前は、その土地の生産者、開発者の真心が込め(米)られている・・・
おあとがよろしいようで。

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    パーソナリティ
    • 中村こずえ
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      中村こずえ

      10月1日生まれ 天秤座。TOKYO FMアナウンサー出身。
      10代のころから今に至るまで、日本各地を旅し、47都道府県すべて訪れている。海外旅行も大好き。
      美味しい顔を見たくて(本当食べることが好きで)料理好きに。
      ワーキングマザーとして「簡単・テキトー・安い・早い・うまい!」をモットーとしたレシピ本を三冊出版している。
      スポーツはテニス、スキー、ゴルフ…すべて夫がコーチ!
      朗読の舞台公演や、講師の顔も持つ。

    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。