“衣類のシワを伸ばすもの”、『アイロン』についてです。
■今週(9/9~9/13)のテーマ:『アイロン』
9/9(月) 『アイロンの種類①』
ご家庭で使われているアイロンですが、『スチームアイロン』、『ドライアイロン』、『衣類スチーマー』の3つのタイプがあります。
『スチームアイロン』は、高温の蒸気の力で衣類のシワを伸ばします。
そのため、本体に水を入れるタンクが付いています。
『ドライアイロン』は、熱とアイロン本体の重さによって衣類のシワを伸ばします。
『スチームアイロン』と比べると、水を入れるタンクがない分、シンプルでスタンダードです。
そして『衣類スチーマー』ですが、軽量で扱いやすいことから、
『ハンディスチーマー』とも呼ばれていて、手軽に使えるのが魅力です。
『スチームアイロン』と同じように、蒸気の力で衣類のシワを伸ばしますが、
その際、衣類をハンガーにかけた状態でケアできるのが大きな特徴です。
『衣類スチーマー』の場合、大きさがコンパクトですので、収納の際も場所を取りにくいのが嬉しいですよネ。
また『スチーマー』としての機能の他に、通常のアイロンと同じように
アイロン台を使ってプレスできる機能を備えた『2WAYタイプ』というのも人気だそうです。
そんな『衣類スチーマー』を『スチームアイロン』、
または『ドライアイロン』と組み合わせてお使いの方もいらっしゃるかと思います。
【感想】
日頃からアイロンには大変お世話になっている私です。
“私が・・・”というよりは、スタイリストさんや衣装(担当)さんがいつもシュッシュッシュッと、
お衣装にアイロンをかけてくださってるんですよネ。
だいたい今、皆さん、ハンディタイプのものを現場でお使いになってますよネ。
なので私にとってアイロンは、なくてはならないものの1つなんですネ。
9/10(火) 『アイロンの種類②』
“アイロンで衣類をあてる面”のことを『かけ面』といいます。
この『かけ面』ですが、『平底型(ひらぞこがた)』と『左右対称型』の2つの種類があります。
『平底型』は、“アイロン”と聞いてイメージする、“先端がとがった形”をしています。
立てた時の安定感に優れているので、アイロン台の上などに、ちょっと置いておくのに適しています。
『左右対称型』は、前後左右が対称な形をしています。
『平底型』の場合、アイロンをかける時に、本体を持ち替えて向きを変える必要がありますが、
『左右対称型』ですと、その必要がありません。
そのため素早いアイロンがけが可能なんですが、『平底型』のように“立てて置いておく”というのができないそうなんですネ。
そんな『かけ面』ですが、『セラミック』、『チタン』、『フッ素』の3つの素材があります。
この中で一番、布の滑りが良くて、軽い力でアイロンがかけられるのが『セラミック』です。
また耐久性にも優れています。
但し、『チタン』や『フッ素』と比べて、お値段が高いのがデメリットだそうです。
『スチームアイロン』の場合、『かけ面』に穴が開いていますが、穴の数が多いほど、スチームの量が多く、
シワを伸ばしやすいのが魅力です。
【感想】
私、シャツの襟のところとか、脇のカーブしているところを、
アイロンの先端のとがったところで、シューッってかけるの難しいけど、好きなんですよネ。
それから何と言っても、平面のもの・・・。
ハンカチとか、シャツの背中の大きい平たい部分ですかネ、
あそこをシューッって伸ばすの、最高に気持ち良くて好きですねぇ。
最近でも、アイロンがけしてないな(汗)
ちょっと見直してみたいなと思いました。
9/11(水) 『アイロンの種類③』
アイロンには“電源コードが付いているタイプ”と
“電源コードが付いていない・コードレスタイプ”の2つの種類があります。
“電源コードが付いているタイプ”の場合、
“アイロンで衣類をあてる面”『かけ面』の温度が高いままキープできるのが、最大のメリットです。
そのため、長時間や大量のアイロンがけに適しています。
その一方で、コードの長さやコンセントの位置によって、
アイロンを使う場所が限定されてしまうのが、デメリットです。
またコードの長さが製品によって、違うそうなんですネ。
そのため購入する際は、コンセントの位置などと照らし合わせて、
使いやすい長さかどうか確認しておく必要があるそうです。
“コードレスタイプ”の場合、“専用の台に置いて、
熱くなってから使うタイプ”と“充電タイプ”の2つの種類があります。
どちらもコンセントの位置やコードの長さを気にせずに使うことができるのが、最大のメリットです。
その一方で、連続で使用できる時間が限られているため、
段々と『かけ面』の温度が下がってしまう・・・というデメリットがあります。
このように同じアイロンでも、『電源コードのある・なし』に加えて
『ドライ』や『スチーム』、『かけ面の素材』など、様々なタイプがあります。
【感想】
コードレスは便利ですよネ。でも温度が下がりやすいのはねぇ。
私は結局、コードが付いてるタイプのものを使ってるんですネ。
そういえば、私が愛用しているアイロンなんですが、
高校生の時に親に買ってもらったものを、今も使ってるんですネ。
分かりますかネ?コードが白黒で、コタツのコードみたいな・・・。
あれを未だに使ってるんですネ(苦笑)
もう40年近く使ってるんですが、これホントに壊れなくて優秀なんですネ。
私みたいに買い替えずに、ずーっとアイロン使っている人っているのかなぁ・・・?
9/12(木) 『アイロンの歴史①』
アイロンのように“熱を利用して、衣類のシワを伸ばす道具”は古くから存在していて、
日本でも平安時代の頃から、『火熨斗(ひのし)』と呼ばれる、金属製の道具を使って、衣類のシワを伸ばしていたそうです。
『火熨斗』とは、水を汲む時に使う柄杓(ひしゃく)のような形をしています。
使う時は器に炭火を入れ、柄の部分を持って、
平らになっている器の底の部分を、布地の上にあてていきます。
すると器の重みと熱によって、シワが伸びていくそうなんですネ。
江戸時代には、炭火で熱して使う金属製の道具『焼きゴテ』が登場し、
『火熨斗』と同じように使われるようになりました。
明治時代になると、イギリスから『炭火アイロン』が輸入され、
その後、日本でも作られるようになりました。
『炭火アイロン』とはその名のとおり、“炭火を使うアイロン”で、
フタを開けて炭火を入れて、熱と容器の重みで布地のシワを伸ばしていきます。
現在のアイロンの“原形”ともいえる形をしていて、
煙を外に出すための煙突や、火の勢いを調節するための穴『空気穴』が付いています。
その後、アメリカで電気アイロンが本格的に実用化されると、
1914年(大正3年)には、日本にも輸入されるようになりました。
【感想】
へぇ~、炭火でアイロンしていたんですネ。
なんか私のような人だと、焦がしてしまいそうですネ(苦笑)。
知らず知らずにジュッって言ってしまいそうな、なんか悪い予感がする形をしていますネ。
衣類のシワ伸ばし、昔から工夫されて今のアイロンになったわけですネ。ありがたい進化ですネ。
9/13(金) 『アイロンの歴史②』
1915年(大正4年)、現在の『東芝』さんが“国産初の電気アイロン”を発売しました。
その後、アイロンはどんどん進化して、1954年(昭和29年)には『スチームアイロン』が発売されました。
1959年には、温度を調節する『サーモスタット』が内蔵され、
さらに電気が通っている状態がひと目で分かる『パイロットランプ』が付いたアイロンが発売されました。
また1966年には、“アイロンで衣類をあてる面”『かけ面』をフッ素樹脂で加工したアイロンが登場し、
これによって繊維の焦げ付きがなくなったそうです。
そして1979年には、お水を入れるタンクの取り外しが簡単な『カセット式スチームアイロン』が登場しました。
このタンクは透明なので、水の量がひと目で分かるようになりました。
その後も、本体の中にコードを収納できて、長さの調整が簡単な『コードリール付きアイロン』や、
安全のため自動に電源がオフになる『マイコンアイロン』、電源コードがない『コードレス・アイロン』などが誕生しています。
そして現在では、軽量コンパクト化が進んだタイプや、短時間で衣類のシワ取りや、脱臭ができる機能など、
どんどんアイロンは進化しています。
【感想】
私が長年愛用しているアイロンは、スチームアイロンが登場した後のものですよネ。
今思うと、まぁまぁ重くて・・・でもキレイにアイロンできるんですネ。そして壊れない。
今、進化したアイロンを使ったら、スゴイと思うのかもしれませんが、壊れるまで大事にしたいなと思っています。
【今週の感想】
今回、『アイロン』をテーマにしましょうって決めた時、
“私のアイロン、40年近く使ってるんですよ”って言ったら、番組スタッフの方がビックリされて・・・。
“羽田さん、そのアイロン、大丈夫ですか?火、噴きませんか?”って心配されました(苦笑)。
でも今のところ何もなく、普通に使っております(笑)。
つまり私が使っているのは“昭和のアイロン”ですので、
今、“令和のアイロン”を使ったら、間違いなくビックリすると思います(笑)。
でも壊れないので、最新のアイロンを使うのは、まだ先になりそうです。
ちなみに家事の中で、“負担です”とか“苦手・嫌いです”という答えが最も多いのが、“アイロンがけ”だそうですよ。
確かに1枚2枚ならともかく、家族の分全部となると、本当に大変ですよネ。
それでもアイロンのおかげで、シワのない服が着れるのですから、アイロンには本当に感謝です。
【お知らせ① 次週(9/16~)からのテーマ】
カレーやラーメンと並んで、“日本の国民食”と呼ばれている『焼肉』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング ♪To Be / モントルー
2024.10.11
2024年10月7日週 テーマ「缶詰」
“缶のフタを開けるだけで、手軽に食べられるもの”、『缶詰』についてです。 ■今週(10/7~10/11)のテーマ:『缶詰』 10/7(月) 『缶詰の種...
2024.10.04
2024年9月30日週 テーマ「コーヒー」
朝起きた時、食後の時、あるいはドライブ中の休憩の時などにいただくもの『コーヒー』についてです。 ■今週(9/30~10/4)のテーマ:『コーヒー』 9...
2024.09.27
2024年9月23日週 テーマ「畳」
日本の伝統的な住まい “和室”の床に敷かれているもの『畳』についてです。 ■今週(9/23~9/27)のテーマ:『畳』 9/23(月) 『畳の構造』 ...
2024.09.20
2024年9月16日週 テーマ「焼肉」
カレーやラーメンと並んで、“日本の国民食”と呼ばれている『焼肉』についてです。 ■今週(9/16~9/20)のテーマ:『焼肉』 9/16(月) 『焼肉...
2024.09.13
2024年9月9日週 テーマ「アイロン」
“衣類のシワを伸ばすもの”、『アイロン』についてです。 ■今週(9/9~9/13)のテーマ:『アイロン』 9/9(月) 『アイロンの種類①』 ...