スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2023.12.22

2023年12月18日(月)テーマ「タワー」

とても高い建物のひとつ、『タワー』についてです。

■今週(12/18~12/22)のテーマ:『タワー』

 

12/18(月) 『「全日本タワー協議会」加盟のタワー』

タワーとは一般的に、塔の形をした高い建物のことです。

そんなタワーですが、景色をながめたりするなど“観光”ですとか、

放送局が電波を飛ばすための“電波塔”としての役割があります。

 

そんな中、1961年に『東京タワー』、『大阪・通天閣』、

当時の『名古屋テレビ塔』の3つのタワーによって発足したのが、『全日本タワー協議会』です。

現在、19のタワーが加盟し、それぞれ4つのブロックに分かれて、PR活動などをしています。

 

ブロックの内訳ですが、『イースト』ブロックが、

北海道『さっぽろテレビ塔』、函館『五稜郭タワー』、

千葉県の『銚子ポートタワー』、『千葉ポートタワー』、

東京の『東京タワー』、神奈川県の『横浜マリンタワー』の6つ。

 

『セントラル』ブロックが、

愛知県の『中部電力 MIRAI TOWER』『東山スカイタワー』、『ツインアーチ138』、

福井県の『東尋坊タワー』、富山県の『クロスランドタワー』の5つ。

 

『カンサイ』ブロックが、大阪の『通天閣』、『梅田スカイビル・空中庭園展望台』、

京都の『京都タワー』、兵庫県の『神戸ポートタワー』の4つ。

 

そして『ウエスト』ブロックが、鳥取県の『夢みなとタワー』、山口県の『海峡ゆめタワー』、

福岡県の『福岡タワー』、大分県の『別府タワー』の4つです。

 

【感想】

タワー、私、高いところから景色を見るのが大好きで、

東京に初めて来た時、オレンジ色にライトアップされた東京タワーを見て、

“何てキレイな街なんだろう”と思いました。

私にとってのNO.1のタワーは、やっぱり東京タワーかな。

皆さんにとってのNO.1のタワーはどこですか?

 

12/19(火) 『初めて国の重要文化財に指定されたタワー』

2022年、数あるタワーの中で、“初めて国の重要文化財に指定されたタワー”があります。

それが愛知県名古屋市にあります、『中部電力MIRAI TOWER』です。

 

1953年、テレビの本放送がスタートし、各地で遠くまで確実に電波を届けることができる、大きなテレビ塔が必要とされました。

そんな中、1954年に“日本初のテレビ塔”として建てられたのが『名古屋テレビ塔』です。

高さは180m。当時の“東洋一の高さ”を誇り、その姿は“東洋のエッフェル塔”とも呼ばれたそうです。

 

設計を手掛けたのは、建築家の内藤多仲(ないとう・たちゅう)さん。

“日本の耐震建築の父”と呼ばれた方で、その後、

『さっぽろテレビ塔』や『大阪・通天閣』、『東京タワー』なども設計されています。

 

そんな『名古屋テレビ塔』ですが、2011年にテレビ用の電波が、

アナログ放送からデジタル放送に切り替わったのをキッカケに、電波塔としての役目を終え、

“観光タワー”として新たな一歩を歩み始めました。

 

そして2020年には大規模な改修工事を経て、グランドオープンし、

2021年には名前を現在の『中部電力MIRAI TOWER』に改めました。

 

【感想】

内藤多仲さんの設計って、人に夢を見させるような設計ですよネ。

“シンボル”というだけでなく、人が持つ“夢”とか“希望”とか“ロマン”とか、何か“心に抱かせるもの”があるように感じます。

名古屋のこの『MIRAI TOWERタワー』も本当に素敵ですネ。・・・夢がある。

 

12/20(水)  『横浜マリンタワー&京都タワー』

神奈川県横浜市にあります『横浜マリンタワー』は、“港ヨコハマのシンボルタワー”として、

1961年横浜港の開港100周年事業として建設されました。

 

高さ106mの最上部には、灯台としての機能が備えられていて、横浜港を進む船の安全を見守ってきました。

そのため“世界で最も高いところにある灯台”として、ギネスブックにも登録されたことがあるそうです。

 

しかし2008年に、惜しまれつつ灯台としての役割を終えて、 

2022年9月には、2回目のリニューアルオープンを迎えました。

生まれ変わっても、“横浜の街のシンボル”として親しまれています。

 

そして、こちらは“海を照らす灯台”ではありませんが、

“灯台”をモチーフにして建てられたのが、高さ131mの『京都タワー』です。

“白くほっそりとしたフォルム”が灯台をイメージし、

かつての家々の瓦屋根を波に見立て、“海のない京都の街並み”を静かに照らし続けているそうです。

 

『京都タワー』が建てられたのは、1964年です。

鉄骨を一切使わず、“丸い筒の形をした鋼鉄の板をつなぎ合わせる”という独創的な構造を、日本で初めて採用しています。

地上100mの展望室からは、京都の世界遺産や国宝をながめることができます。

 

【感想】

京都タワーって、“灯台”をイメージしているんですネ。

私は“和ろうそくの形”だって聞いたんですネ。

遠くから見ても真っ白いタワー、目立つんですよネ。

横浜のマリンタワーも、港になくてはならないシンボルタワーですし、

タワーっていうのは誰にとっても、今となっては“あって当たり前”という存在ですよネ。

 

12/21(木)  『タワーの豆知識』

1889年、フランス・パリに誕生したのが『エッフェル塔』です。

当時の高さは312m。その後、アンテナなどの設置で、現在は330mです。

 

この『エッフェル塔』の誕生以来、世界各地で次々と高層のタワーが建てられています。

例えば1958年には、高さ333mの『東京タワー』。

1967年には、現在のロシア・モスクワに、高さ540mの『オスタンキノ・タワー』。

 

1976年には、カナダ・トロントに、高さ553mの『CNタワー』。

2010年には、中国・広州に、高さ600mの『広州塔(広州タワー)』が誕生しています。

 

そして2012年に、東京・墨田区に誕生したのが『東京スカイツリー』です。

関東全域のテレビやラジオの電波を送信する『電波塔』で、高さは634m。

この数字は、東京や埼玉などの昔の国の名前『武蔵』にちなんでいます。

 

ワイヤーで支えていたり、建物の屋上に取り付けられていたりしない“自立式”の電波塔としては、世界一の高さを誇ります。

2011年には『世界一高いタワー』として、ギネス世界記録に認定されています。

そんな『東京スカイツリー』ですが、今では“首都の新しいランドマーク”として定着しています。

 

【感想】

よく“東京タワーとスカイツリー、どっちが好き?”って質問されたり、質問したりしますが、

そもそもひとつの都市に2つもタワーがあるってだけで、すごいと思いません?

そういう街って、そうそうないですよネ。すごいことです。

 

12/22(金)  『東京タワー』

『東京タワー』は1958年12月23日、東京・港区に関東地方のテレビ・ラジオの『総合電波塔』として建設されました。

ですので、今年で丸65年ということになります。

 

『東京タワー』が誕生するまで、各放送局はそれぞれ自分たちの電波塔から放送していましたが、

地域によっては電波を受信できないところがありました。

 

この問題を解決するため、1本の電波塔で電波を各地域に送信する『総合電波塔』の建設案が浮上しました。

これが『東京タワー』です。

高さは333mありますが、これは東京を中心とした関東一円に電波を送る際に必要な鉄塔の高さが、333mだからだそうです。

 

そんな『東京タワー』の色ですが、“赤と白のツートンカラー”というイメージがあるかと思いますが、

正確には『赤』ではなく、『インターナショナルオレンジ』という色なんだそうです。

 

これは『航空法』という、飛行機など航空機の安全を守るための法律で定められた色なんだそうです。

この2色によって、昼間の明るい時でも航空機から『東京タワー』の存在がハッキリ分かるようになっているそうです。

 

【感想】

東京タワーの色、好きなんですネ。ライトアップされる色も温かみがあって・・・。

タワーって、私たちの暮らしをやさしく見守ってくれている・・・そんな気がします。

ずっと“街のシンボル”として頑張ってほしいですネ。

 

【今週の感想】

今回ご紹介させていただいたのは、数あるタワーの中でほんの一部でした。

“〇〇タワー、出るかな?”って期待されていたのに、出なかった皆さま、ゴメンなさい(>_<)

今回、いただいた感想の中で、結構あったのが、“地元にあるのに行ったことないです。”とか、

“小学校の時、学校で行って以来、ないです。”というものでした。

身近にあるからこそ、意外と行ったことがないという方、多いかもしれませんネ。

 

【お知らせ① 次週(12/25~)からのテーマ】

クリスマスが終わると、一気にお正月の雰囲気になりますよネ。

そこで『お正月の準備』についてです。

 

※おことわり:12/25(月)ニッポン放送は『ラジオチャリティ ミュージックソン』のため 休止させていただきます。

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/