高田文夫のおもひでコロコロ

2025.08.25

第138回『太田光漬け』

このどうしょうもない暑さの中「走・攻・守」そろった77才としては ほぼ毎日「太田光漬け」である。
孫から言われた「お爺ちゃんって77なの?普通 人間って70越すと死ぬんじゃないの?」「まあな」 トホホである。
太田だって もう還暦なんだろ。田中も?
皆な元気で何よりだ。
夜中になりゃBSで名古屋の石井アナ(ゴゴスマ)とやっている「レバニラ」みたいな番組名の古い奴も見てるし 太田がホストで毎回ゲストと1時間しゃべる番組(たまにしかやらない)も見ている。図鑑図書館みたいな所でロケしていて 先日は私の大きく厚い本(寄席・芸人・四季)を紹介してくれた。ナイツ塙の回も 中山秀征の回も見た。(ヒデは今 銀座 鳩居堂で書道展をやっている。)
とうとう隔週発売になっちゃった「週刊現代」(私が連載しいている「週刊ポスト」はどうにか月に3冊くらいは出している)
「現代」で新しく始まったのが玉袋筋太郎の連載。その第1回が「太田光の巻」だった。小池栄子もTVで叫んでいた。「私は太田さんを守ってあげたいのよ。あそこは田中が悪いのよ。いつか田中のバケの皮をはいでやる。太田さんは皆なで守らなきゃダメなのよ」
意外に業界で太田好きは多く 併せて田中嫌いも多い。私は田中も好きだよ。
好評発売中の「月刊Takada2」では田中とタブレット純と私で「歌謡曲論」を展開している。マニアには大好評。

そんな中 爆笑問題のTBSラジオ「日曜サンデー」が900回記念だからスペシャルゲストで来てくれと言う(8月10日 生放送)
私は全マスコミ衝撃の告白。
「私がTBSに入り、また出演するのは50年ぶりであること」
「古い人は もう皆な辞めちゃってて分からないだろうし 資料もないから分からないと思うけど実は私―――元祖・出禁男なのだ」
少しパニクるTBS。
禁止用語もなく楽しくゲストゾーンつとめる。

よく気がつく私の発注でニッポン放送がTBSに贈った立派な花。
とびっきりの表情のふたり。

 

底意地の悪いLFのスタッフがそっと撮った「TBSラジオ」の下でポツンと一人の私。結局オレの人生 TBSでレギュラーで喋ることもなかったなぁ。
永さんが亡くなった時 土曜のあの枠こそ私だと思っていたのにナイツの「ちゃきちゃき大放送」だとさ。そんなに ちゃきちゃきでもないだろ。
右は放送中の四人。
そっと田中に「タマキンは?」と質問する私。

そしてファンの皆様お待たせしました。
「そういつまでも動ける訳じゃないんだから 今の内に旅でもしとこうぜの高田の想い出作ってやるよビター・シリーズ第3弾」
山形、仙台と ほぼ2時間ちょいの長旅シリーズ。前回 宮藤官九郎との仙台が楽しかったので今回は いよいよ太田光との なんのゆかりもない金沢篇で――す。
「オール日芸寄席 IN 金沢」
10月8日 18時30分 金沢歌劇座

もうすでに前売中なので人生にゆとりのある方はどうぞお越し下さい。
太田VS高田のトークは そうヤミクモにきけるものじゃありません。
〈PS〉8月29日発売の「週刊ポスト」でも太田クンのことを書いております。

 

〈お知らせ〉
8月31日 新宿末廣亭で なんと立川流一門会
志らら(仲間内でシャチョーと呼ばれてる)が汗かき頭を下げ なんとかこぎつける。
〈昼の部〉生志・志らく・吉笑・談之助・志の輔(トリ)
〈夜の部〉談笑・談春・小春志・里う馬・志の輔(トリ)
いい顔付けになった。他にも楽しいのが色々出ますんでよろしく。

〈あとがき〉
お盆からお盆のあけは食べたり飲んだり。
8月14日 松村邦洋の誕生日とかで仕方なくメシ。(新宿・ビュッフェ・食べ放題)
8月18日 息子・孫らと焼き肉(新宿)にぎやか。
8月20日 昔の句会のメンバーらと飲み食べる。寄席文字の右橘やら故・左談次夫人やら元LF藤原(今・短歌の会長)や目黒の用心棒・ベン村さ来ら(WITH夫人各々)。四谷にて夏のフグ。またオツなもの。
8月22日 談春が私の「喜寿のお祝い」と銀座の寿司店に招待してくれる。そこへ呼んであるのは これまた ある意味お祝いの米助(ヨネスケ)。77才にして再婚。20才下の新妻紹介される。志ららポカーン。志らく退院の報受けホッ。
8月25日 さっ明日は渋谷伝承ホールで「ブーとパー」らしい「生志・木久蔵の会」ゲスト出演だ。
8月29日にはラジオに有吉が来る。

 

8月25日

 

高田文夫

 

  • ビバリーHP導線
筆者
  • 高田 文夫
    高田 文夫
    高田 文夫

    高田 文夫

    1948年渋谷区生まれ、世田谷育ち。日本大学芸術学部放送学科在学中は落語研究会に所属。卒業と同時に放送作家の道を歩む。「ビートたけしのオールナイトニッポン」「オレたちひょうきん族」「気分はパラダイス」など数々のヒット番組を生む。その一方で昭和58年に立川談志の立川流に入門、立川藤志楼を名乗り、'88年に真打昇進をはたす。1989年からスタートした「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」は4半世紀以上経つも全くもって衰えを知らず。