祝・NYヤンキース準優勝!
そんな訳で大混乱の内に整理がつかないのでアトランダムに。
そんな時でもつい山藤章二先生の事を考えてしまう。「週刊ポスト」にも「月刊Hanada」にも書いた。描いた。週刊朝日「ブラックアングル」の中でも大傑作はこれだろう。1979年5月、時の大平首相を岸田劉生の代表作「麗子像」のパロディーで。
みごととしか言いようのない作品。
私もこれくらいのレベルと斬り口で書いたり喋ったりできれば・・・・・・・・。
下は談志の墓が建ったので一周忌。
師匠の字で「立川談志」とある。
写真に2012年12月2日とある。
師は2011年11月に亡くなり、年があけて2012年2月に中村勘三郎が「平成中村座」を貸してくれたので中村屋さんと私とで司会の追悼落語会。
終ってホッとしたら4月に私が不整脈で8時間心肺停止。
ICUに3ヶ月入って、夏に出てきたら勘三郎丈が入院。そのまま亡くなってしまった。
左は山藤章二先生、そして退院あけの私。
右は手を合せる私。
花の奥が則子未亡人。右は娘のゆみこ。
その右が息子の慎太郎。松岡家の人々。
墓の側面には師匠自ら生前より考えていた戒名。
「立川雲黒斎家元勝手居士(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)」
もしあの時、私も死んでいれば今年は13回忌だった。
「命」を「運」んでくれたからまさに「運命の人」 うちのカァちゃんだな。
救急車の運転手も家から日大病院まで運んでくれたけどネ。
前にも書いたけど「馬鹿も利口も命はひとつ」だ。命を大切に。
うまく使えば死ぬまで使える。それが「命」。
下の缶コーヒーは珍品。
きっと今持っているのは私だけだろう。
20年以上前、POCCA COFEEがオリジナルで特別に出したバージョン。
山藤先生のイラストがさえまくる。
左がビートたけし。右がアントニオ猪木。
遊び心が満点のポッカだ。
ジャーン、またしても今年も出ました 磯山さやかのカレンダー。カベ掛けにどうぞ。
「どれだけ可愛さにあふれてるのよ」とは当人の談。
何とか努力して手に入れてくれ。
10月22日は「座・高円寺」にて立川志の輔の弟子達と私が喋る会。
一番弟子が晴の輔(「笑点」に出てる)
二番弟子がちょんまげ。
三番弟子がピンクの髪でイェール大学卒。
板の上でプロの怖さをみせつけてやった。
二人揃って「人生一番の想い出ができました。」
右は謎の打ちあげ。高円ジ、吉祥ジ、八王ジ、豪徳ジ、浅草ジ。仲間はずれはどれ?
(少しは考えて)
正解は「八王子」。他は全部「寺」。
志の八(ちょんまげ)が「この本面白いですよ」と渡してくれた「赤と青のガウン」(オックスフォード留学記) 彬子女王。
女性皇族による英国の留学記である。これが文庫化されたら今年ものすごい売れゆき。
「ローマの休日」である。父は三笠宮(ひげの殿下として愛された)。
たしか私がお茶の水の日大病院に入っているとき、殿下はとなりの病院に運び込まれた。
「こりゃ大変だ」と見舞いに行こうとしたら病院中から止められた。「いまは高田さんのほうが大変だから」と。
もう11月。あと2ヶ月で今年も終り。来年の企画もあれこれ、あちこちから。
2025年2月とか4月に楽しそうでワクワクする会(イベント)やりますのでお楽しみに。
詳しいことが決まり次第ここでも発表しますのでラジオもきいてて下さい。
来年6月には77才、喜寿だよ。
同期は皆なヨレヨレ、ヨボヨボ、せっかちな奴はもう死んじゃってる。
せめて私だけはしっかりしなくっちゃ。
11月1日
高田文夫
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