『将軍』おみごと真田広之である。
真田氏も太田光、クドカン、志らく、一之輔、YOASOBI同様に私に憧れて日芸に入った後輩。
日本でたったひとつのクラブ活動「殺陣同志会」の学生で、我が「落研」とは兄弟クラブで何回かOB会みたいなので会った。
「あっ高田先輩」「おうサナダ」
なんたって当時から“タテ”社会。
日芸において「高田文夫」といえば絶対であった。
100億という金で出来た『将軍』
一方 金を集めての自主映画、ホンを読んだ東映京都撮影所がその熱意に打たれ全面協力という意外だらけの映画。
あの『カメラを止めるな』を超えると噂の『侍タイムスリッパ―』
水道橋博士から「絶対面白いから見て下さい」とチラシが送られてきて、チラシを見たら池袋シネマ・ロサのみの単館。
その3日後、調べたらなっなっなっなんと100館上演を超えていた。
これからすぐに見に行く。
いよいよ時代劇ブームか。
来年の大河も江戸好きにゃたまらない蔦屋重三郎の話だろ。こりゃ噺家も忙しくなるなと思ってゲストに呼ばれた『桃月庵白酒の会』(9月19日・渋谷伝承ホール)
そこへ訪ねてきた志の輔の弟子ふたり。
志の八と志の春
こんな日が来るだろうと きっと丁(ちょん)まげを結っていたのだ。大の里より ちゃんとした髷である。
社団法人となって活性化した「立川流」。
11月6日は『談笑の会』 ゲストは私。(内幸町ホール19時)
<P.S.>それにしても白酒の会では 私が延々と渋谷のヤバい戦後史を語って白酒がまっ青になってたなアハハ。私は渋谷の富ヶ谷生まれ。母は戦前にハチ公にエサをやり育てていた(ウラではバカ八説)。
戦後 ヤクザではなく愚連隊の【安藤組】の話。右腕最強 花形敬の想い出。私は少年野球でノックをうけていた。ワシントンハイツに住んでいたジャニー喜多川、野球チーム「ジャニーズ」と我々は闘っていた。
雨で試合が中止になった時「ヘイッ ユー 映画行く? すごいのが米国からきたのよ」と4、5人ピックアップして渋谷の映画館へ。
これが封切してすぐ、初のミュージカル『ウエストサイド物語』。この衝撃。
私は仲間2人さそって『社長漫遊記』(森繁と三木のり平)。
「やっぱりのり平は恰好いいよな」なんて言ってる小学生だった。
一年後ブラウン管の中に4人で歌い踊る姿が。あおい輝彦ら「ジャニーズ」の誕生である。
人生の分岐点はある。
大谷のホームランで号外は出たがダンプ松本『極悪女王』の号外をもらいに行ったのは私だけだろう。
9月19日 配信の日に配られたのだ。
これも凄い。ゆりあん すぐに世界行きだろう。
『サンドウィッチマンライブツアー2024』(池袋サンシャイン劇場)にも行ってきた。
最笑にして最強。
ツアーは今 真ン中あたりでこれから福岡やら札幌、仙台をまわる予定。
ふたりから各々キチンと直筆で礼状をもらいキョーシュク。こうキチンとしてるのが真田と同じタテ社会なんだな。
同じ事務所の「ロケット団 定例集会」(亀戸)へも行ってきた。
客出しの時、三浦が客に「このあたりは治安が悪いから さっさと電車乗っちゃって下さい」と言ってるのが面白かった。
ここ30年間ずっと「米不足」の貧乏絵描き ながさわたかひろが缶バッチを持ってきて「こんなの作ったんですけど どうやって渡せば?」
お前はただのド素人か。
この日のゲストはタブレット純。少し太った。
早着替えで赤いドレスに着替えたら背中のチャックが締まらない。
後ろを向くとパンティが。「これ高田センセーにもらったの」にドッカーン。この日一番ウケていた。
そんな事やってる内にも松本明子、松村邦洋、磯山さやかと食事会。おいしい荒木町の夜。かぼすをいっぱいもらったのでお礼がてら「スナックちょんぼ」へ。その昔、三木のり平先生といつも密会していた場所である。
〈追記〉
ロケット団のあと“お供上手わたなべ”と“米不足ながさわ”とで治安は悪く人口密度は濃すぎる亀戸の某店へ。
ギュウギュウの若い人。
「お勘定」と言うと店長あがりまくって私に「高田亭馬場彦師匠ですよネ。荒川良々の師匠の?」
いきなりの「タイガー&ドラゴン」である。
「僕あのドラマだけが大好きで。今朝も見てきたんです。馬場彦師匠~~ッ」だと。
クドカンも罪作りである。
〈追記〉
『白酒の会』のあと打ち上げやるかと「石橋エータロー未亡人の店」(渋谷)へ。
前から気になっていた小料理屋。
未亡人、私がクレイジーキャッツにとっての青島幸男みたいなものだと理解し、やたら昔話。
白酒を見たあとの客(業界人)が次々と入ってくる。週刊ポストの私の担当のY田までが「おやおや」と入ってくる。
その間にEXシアターでの「中山秀征ライブ」(ゲスト五木ひろし)を見たり、孫達と中華へ行って誕生日を祝ったり、なかなか腰の落ち着かない76才である。
明日はどっちだァ~~ッ。
9月23日
高田文夫
2025.04.28
第128回『文夫の部屋スペシャル』
ジャーン。 唐突にして突然。 いきなりの急告。 私も77歳になると言う風の噂。 「だったらいっその事、会でもやりましょう」と周りの声。 「そうするか」と動き出せ...
2025.04.14
第127回『鬼怒川そして仙台』
東京の桜もとうとう散って・・・・・この私はあと何回、桜の花びらを浴びるのか。 身体の方はまったく元気。この関東で一番元気な76歳である。談志の享年が75。クリアしてしま...
2025.03.31
第126回『桜・東京すきまツリー』
私の「開花宣言」と共に全国で一斉に満開。桜は いい。 「桜と富士山とカレーライスが好きなのを日本人と呼ぶ」 <散る桜 残る桜も 散る桜> 私の花びらは一...
2025.03.20
第125回『さよなら いしだあゆみ』
「暑さ寒さも彼岸まで」とか。 私の周りでは「暑さ寒さも胃癌まで」の通り次々と体調が悪くなっていく。 “梅は咲いたか 桜はまだかいな 山吹ゃ浮気で色ばっかりしょんが...
2025.03.11
第124回『つば九郎~~~ッ』
いやぁすまん。つば九郎の喪に服していたら、すっかりこれを書くのを忘れてた。 ポンポンとテンポ良く参ります。 2月20日は東京会館で立派な会。 600人ぐらい集ま...