高田文夫のおもひでコロコロ

2023.01.01

第53回『2023賀正』

 賀正。

戦争がなくならないとめでたくもないのだが あけましておめでとう。私の身体にも74回目の正月がやって来た。今回は新年のあいさつだけチラリと。短く。今年も「大衆芸能愛好者関東一」として楽しいネタ、情報、生きた資料を提供していきますので読んでたら周りにも吹聴してください。

「ビバリー」の方は このメンバー、この一座で2023年もひとつよろしく。34年目に入る怪物番組に、ほっといたら育ちました。私が40歳でスタートして74歳。あと何年できるのか?

「週刊文春」の1月5日・12日新年特大号では「文春ラジオ!」と題して私が5ページも ひたすらラジオのことを語っております。この5頁さえ読めば戦後のラジオ史がすべて分るか、混乱します。

多分1月16日(月)にUPするこのブログと「週刊ポスト」とラジオで突然 嬉しくなるよな お知らせがあります。きっとスポーツ紙(一紙)でもスクープが載ることでしょう。首と手首と足首を暖かくして待て。

たしか“コラアゲンはいごうまん”の言葉。「経験にまさる教養はなし」まったくその通り。人とかかわらず経験も少ない奴に芸能は無理。芸能とは人が人を選ぶ職業なのである。私がひたすら深くかかわった芸能・放送文化のあれやこれやを自分でここでアーカイブ化していきます。資料的価値もあるのかないのか分りませんが私だけの大衆芸能だけを記していきます。「あのブログ、本にしましょうよ」やら「形に残していった方が・・・」なんて声も多々ありますが もう少しキッチリまとまって書けたら・・・何しろ21年8月 この連載が始まる時 我らのP石田デンキのひと言「半年も書いてもらったら出版化しましょうイッヒヒ」の声を信じて書いてきたのに以後なにひとつ言ってきません。乙女のように1年半も黙って書きながら待っていた私の気持をどうするのでしょう。もう少し黙々と書きつづけるつもりです。今年もよろしく。

 

2023年 正月

高田文夫

  • ビバリーHP導線
筆者
  • 高田 文夫
    高田 文夫
    高田 文夫

    高田 文夫

    1948年渋谷区生まれ、世田谷育ち。日本大学芸術学部放送学科在学中は落語研究会に所属。卒業と同時に放送作家の道を歩む。「ビートたけしのオールナイトニッポン」「オレたちひょうきん族」「気分はパラダイス」など数々のヒット番組を生む。その一方で昭和58年に立川談志の立川流に入門、立川藤志楼を名乗り、'88年に真打昇進をはたす。1989年からスタートした「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」は4半世紀以上経つも全くもって衰えを知らず。