「原田龍二 DAYS」医師のおおたわ史絵先生と電話をつないで新型コロナウイルスについて伺いました。

放送中、医師のおおたわ史絵先生と電話をつなぎ、
新型コロナウイルスの重症になる確率について話を聞きました。

中国の4万4672件以上の症例のうち重症は4.7%、軽症が80.9%だと紹介した上で
「軽くて済んでいる方が8割以上」、男女比の違いは少ないと語るおおたわ先生。

致命率（命に関わる確率）については
今のところ2.3%で、「この数字はこれから変わる可能性はあります」と補足していました。

この2.3%を年齢別に分けると、59歳以下は0.5%以下、80代以上が14.8%。
命に関わる可能性について「50代以下の場合は、今のところほとんど無いんではないか」と現段階での見解を述べていました。

基礎疾患を持つ方については、「持病の種類によって死亡率が違ってくることがわかっています。」とした上で、
狭心症や心筋梗塞などの心血管障害を持つ方の致命率は10.5％、
糖尿病が7.3%、肺気腫やぜんそくなど呼吸器の疾患は6.3%、高血圧は6.0%、癌で闘病中の方が5.6%だと説明。

さらに、今とるべき行動について聞かれたおおたわ先生は、
「こういう状況になると不安を煽るようなネット情報などが飛び交います。『これを飲むだけで大丈夫』とか『これを買っておけば防げます』というような商法がたくさん暗躍しています。それは信じないでください。」と警鐘を鳴らしました。

最後に、身辺で感染者が出た場合の対処について、
「厚生労働省なり国なり、その管轄の医療機関の指示に従うしかない」と基本的な行動について説明しました。

放送の様子はradikoで聴けます