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2025.10.24

BJ フォックスさんの東京・渋谷「東京コメディバー」を開くまでの歩み

日本で活動するイギリス人のスタンダップコメディアンの

BJ フォックスさんが登場!

スタンダップコメディアンになるまでのエピソード、

日本で活動するようになったきっかけ、

さらに、海外と日本のお笑いの文化の違いなどを伺いました。

 

※ 下にスクロールしていただくと放送内容をご覧いただけます。

 

Instagram コチラ

Tokyo Comedy Bar HP コチラ

 

スタンダップコメディと出会い

スタンダップコメディというのは、1人でステージに立って

お客様と対話しながらマイク1本で笑いを取るコメディのこと

日本ではまだ馴染みが薄いが、

漫談や落語に近いお笑いのスタイル。

自分はロンドン出身で

2010年に仕事でシンガポールに転勤した。

ある日、友人のコメディショーを観に行ったのがきっかけで

興味をもち、「自分の方が面白い」と思って

ステージに立つことにした。

自分はずっとゲーム業界で働いていたので

スタンダップコメディとの接点はなかった。

日本には2015年に転勤で1年契約で来て、

帰国して本格的にスタンダップコメディを

学ぶつもりだったが、

その1年を自分の将来のために無駄にしないよう、

ステージが少ない中で自分で場を作り、

渋谷のイギリスパブで英語のコメディナイトを始めた。

それが大成功し、偶然観に来ていたテレビプロデューサーに

声をかけられNHKの番組に関わることになった。

そこからシーズン2が決まり、妻とも出会い、

気づけば10年が経った。

すべて計画外だったが、良いアクシデントに恵まれて今の自分がある。

 

 

自分のスタイルの開拓

コメディは難しい。

映画ジャンルの中でもコメディが最も難しいと考えている。

ドラマなら感動させる“裏技”があるが、

コメディ映画は笑えなければ0点になってしまう。

周囲のコメディアンを見るとみんな知性や

センスが備わっている。

基本的にコメディを勉強することは不可能だと思う。

勉強しすぎると個性が薄れてしまう。

実際にステージに立ってリズムやコツを掴み、

そこでしか生まれないスタイルを見つけるべきだと感じている。

師匠はいないが、イギリスのポッドキャストなどを参考にしながら

多様な手法を取り入れている。

日常の出来事や気づきを笑いに変えるのが自分の方法で、

外国人として日本に暮らす経験から文化の違いや

矛盾をネタにすることが多い。

例えば日本では落とした財布が交番に早く届く一方で

受け取りに長時間かかる

などの「矛盾」を見つけ、それをそのまま笑いに変換する。

コメディをやればやるほど

自分のお笑いのセンスが生まれてくると思う。

 

 

「東京コメディバー」設立

3年前、東京・渋谷にスタンダップコメディを楽しめる

「東京コメディバー」を設立。

平日は1日2公演、週末は4公演を行い、

自身は木曜のみ出演している。

日本の方も国籍関係なくいろいろな方が出演。

英語で活動するコメディアンが100人以上、

日本語で活動する人は50人ぐらいおり、

経験豊富なベテランもいるし育成中の若手芸人がいる。

新しい才能の発掘にも力を入れ、出演者には

「話をシンプルに」「不要な情報を削ぎ落とす」などの助言を行っている。

いらない情報はただのノイズになってしまう。

また、NHK WORLD初のオリジナルドラマ

『Home Sweet Tokyo』では脚本と主演を担当。

自らの日本での生活経験をもとに物語をかき、

夫役としてオーディションを経て出演もした。

シリーズは4年間続き、当初1年の滞在予定だった

日本での生活は10年に延びた。

難しい局面もあったが、本当に日本に来てよかった。

いろいろな機会に恵まれた。フォームの始まり

 

 

スタンダップコメディ講座の開設     

スタンダップコメディを教える講座を開いている。

技術的なメソッドよりも

「どうすれば失敗せずに初舞台に立てるか」を重視している。

初舞台の時、ほとんどの人は緊張のあまり

マイクの扱いなど根本的なミスでうまくいかない。

また、最初の1分を自己紹介や説明に費やしてしまう。

まずは面白いことを言う、元気な挨拶をすることが大切

と指導する。

話を組み立てる際には「3つのパートで構成する」と

聞きやすくなるとアドバイス。

お笑いは失敗の積み重ねで磨かれるため、

舞台後に自分のパフォーマンスを振り返り、

細かく調整していくことを重視している。

講座では4分間のネタを自作する。

外国人には「日本の好きなところ」、

日本人には「日本の好きでないところ」をテーマにし

例えば「東横線のラッシュが好き」といった

できるだけ些細なことから本当に思っていなくても

課題として面白いことをどんどん書いていく。

実際にステージで試し、うまくいかなくても微調整重ねていく。

 

 

今後の目標

大学時代に1年間日本へ留学し、

日本への興味から大学卒業後、

ワーキングホリデーで再び来日し静岡・浜松に滞在。

2015年には転勤で10年ぶりに日本へ戻り、

コロナ禍も日本で過ごした。

もしパンデミックがなければ「東京コメディバー」は

誕生していなかったかもしれない。

英語のスタンダップコメディが広がりつつも形が定まっていない中、

コロナで活動が白紙になったことを機に、

仲間たちと協力して理想的な場を作り上げた。

それが現在の「東京コメディバー」であり、

日本にスタンダップコメディ文化を根づかせる拠点となった。

自分はそこに木曜に出演するほか

広島や大阪など各地で出張ライブも開催し、

現地のコメディアンと共に新たなステージを生み出している。

イギリスでは毎日どこかでコメディを楽しめるように、

日本でも「このライブに行けば必ず笑える」という安心感を広めたい。

次の挑戦は四国・高知での公演。

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