旅するパンマニアの片山智香子さんが登場。

国内外を旅して食べ歩いたパンは１万個以上という片山さんに

旅するパンマニアの活動やパンの流行について、

さらに２０２４年注目のパンについても紹介いただきました。

 

※ 下にスクロールしていただくと放送内容をご覧いただけます。

※ 番組内で紹介したおすすめのパン情報もぜひご覧ください。

オフィシャルブログ　コチラ

片山智香子のパン旅ちゃんねる　コチラ

 

パンマニアの活動

２０２０年ぐらいからＹｏｕＴｕｂｅでの発信も始め、

1つのエリアで３軒のパン屋さんで３つずつパンを買うという

ルールを自分で決めてるので、最低でも。１週間に３軒で９個、

さらにプラスしてパン屋さんに行ったりしている。

いつも違うパン屋さんに行き、違う種類のものを買う。

国内外を旅して、パンを食べて、その情報を発信している。

情報をシェアしたいというか、

「こんなにおいしいパンに出会ったんだけど知ってる？」

というような感じで、発信したい。、

オンライン上で、「行ってみます」とか、「こんなパンがあるんですか」

というようなコメントが来たりすると嬉しい。

こんなパン屋さんがあるんですよ、と紹介した時に

感動してくれたりすることが、自分のモチベーションに繋がってる。

最近巡り合って驚いたパンは、賞味期限が1時間という

代官山にあるパン屋さんのメロンパン。

1時間以内に食べたら、できたての口どけのまま、

おいしい状態で食べられるというメロンパンで

今までのメロンパンの概念を覆すぐらいの驚きだった。

歯を当てただけで、ふわっと入ってしまうような柔らかさで、

それでいてちゃんと外側のさっくり感もあり、

いろいろメロンパン食べてきたが、

まだこんなにパンは奥深かったのかと感動した。

 

 

おいしいパンとの出会い方

旅するパンマニアとして、パンをメインに旅をするようになった。

美味しいパン屋さんを探す方法としては、

“パン友”という、同じようにマニアックにパンが好きな

友だちからの情報やＳＮＳからの情報。

さらにＳＮＳの情報にも載ってないような

いろいろなところに行き、

自分の足で美味しいところを見つけている。

これだけ食べても飽きることがない。

毎日ご飯を食べるみたいな感覚。

毎回全てのパンが感動するほど美味しいというわけではないが、

数ヶ月に１回ぐらい、本当に感動するぐらいおいしいパンだったり、

驚くようなパンに巡り合うことがある。

その感動や概念を覆すようなパンに出会いたいがために

ずっと食べ続けている。巡り続けている。

 

 

パンの流行

時代によってパンの流行は変化する。

少し前は高級食パンなどが流行っていたが、

今はカレーパンやクロワッサンなどの「進化系」が流行っている。

たとえば。進化系クロワッサンでは、

ロールパンのように丸くて、中にクリームが入っているものもある。

味もおいしいし、食感もバリッとしていて、

今までのクロワッサンのイメージで食べると、

全然違うという感じかもしれない

そのほか、２０２４年は、ビーガンのパンも結構流行っている。

乳製品を使わないメロンパンとかクロワッサンがある。

ナッツの油分などでコクを出していて、それがとても美味しく、

ビーガンはこれからもっとくるのではないかと思う。

 

 

海外からみた日本のパン

これまで１０か国ぐらいのパンを食べているが、

日本のパンは1番美味しいのではないかと自分は思っている。

パンの世界大会のようなものがフランスなどで

４年に１回あったりするが、日本の選手が結構優勝している。

１０年ほど前にテレビの仕事で外国の方に

日本のパンを食べてもらって感想をきいたとき、

日本人はもっちりしたパンが好きだが、

外国の方はあまりそういうのが好きではなく、

食パンとかでも薄切りで、硬めのやつが好きだと言っていたが、

それがここ最近変わってきていると思う。

今、日本のコンビニの卵サンドが外国の方に人気。

東京オリンピックの際、外国の記者の方が コンビニで食べた

卵サンドがとても美味しいと発信。

それを見た人が日本に来ると、こぞってコンビニの卵サンドを食べている。

この人気を考えると、 結構外国の方の好みが

こちら寄りになってきているのではないかと感じている。

 

 

これからの目標

羽田空港第３ターミナルに『ボンヴィボン＋ｅ』という

おいしいパン屋さんができた。

『ボンヴィボン』という横浜で有名なパン屋さんが、

台湾の会社と組んだお店で、

台湾風から揚げをサンドしたサンドイッチがとても美味しい。

羽田空港に通い、羽田空港にしかないお店、

こだわりの味なども発信している。

羽田は身近な異空間。飛行機見ながら食べるパンが最高。

自分は空港が大好きで、それのためだけに空港に行く。

1万個以上パンを食べてきたが、

今までのパンの概念を覆すようなパンと

これからも出会えると思うし、出会いたい。

世界中のパンを食べ尽くしたいと思っている。

そして、その情報を発信し続けていきたい。

 

＜番組中に紹介した片山さんおすすめのパン＞

茅場町にあるロールパン専門店『PARKER HOUSE BUTTER ROLL』

バターロールパン。

北海道小麦の湯種、純天然アルカリイオン水、

熟成させた発酵種を使用しているというのがポイント。

笹塚にある『ｄｏｕｇｈ-ｉｓｔ（ドウイスト）』

看板商品である全粒粉の「ドウイスト」。

このパンにスペイン産生ハムとピクルス、

カルピス発酵バターをサンドしたものを紹介。

今年オープンしたお店で、湯種製法で

もっちりする食感のパンを作っている。

日本橋兜町にある『Bakery bank』の「ルージュ」

小麦粉と水と乳酸菌などを培養させた酵母で作るサワードゥというパン。

中にはクランベリー、カシス、ダークチョコ、アーモンドなどが入っている。

サワードゥはニューヨークやサンフランシスコで流行っていて、

日本でもつくるパン屋さんが増えている。