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2022.04.29

尾上右近さんに聞く!歌舞伎の魅力と大好きなカレー

歌舞伎俳優の尾上右近さんが登場。

歌舞伎の歴史上初めての役者と清元の二刀流の道を歩むきっかけや、

映画やテレビにも出演するなど活躍の場を広げていく中での思い、

歌舞伎からカレー好きのプライベートの話まで伺いました。

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『團菊祭五月大歌舞伎』 詳しくは、コチラ

 ■2022年5月2日(月)~5月27日(金)  劇場:歌舞伎座

 ■第三部「弁天娘女男白浪」

弁天小僧菊之助:尾上右近

 

 

團菊祭五月大歌舞伎

5月に歌舞伎座で『團菊祭五月大歌舞伎』に出演

第三部「弁天娘女男白浪」で、主人公の弁天小僧菊之助を演じる。

これは音羽屋にとって大事にされているお家芸とも言える演目。

「團菊祭」は、九代目市川團十郎と、五代目尾上菊五郎の功績を

称えるために、昭和11年から毎年5月に上演される大事な公演。

弁天小僧菊之助は悪党。悪の世界に生きるということを達観している

開き直りの美学のようなものがある。

五人の悪党の物語、五人の中で一番下っ端、活発で

玉のようなエネルギーをもった人物。

人間悪としての憧れを詰め込んだ役どころだと思っている

昨年ミュージカルに挑戦。歌舞伎以外の舞台の経験は

歌舞伎の舞台のふとした時につながりを感じる。

器用な方ではなく、応用が利く方ではない。

何が繋がっているのかということを整頓がつく方ではないが、

演じているうちに、これはあの時に経験したことが使えるなと思うことがある。

この瞬間はありがたいし、自分の中で広がりを自覚する。

 

 

歌舞伎役者と清元の二刀流

父は清元宗家七代目。自身も歌舞伎俳優であり清元。

曾祖父の六代目菊五郎が演じ、小津安二郎監督がフィルムに収めた

映画「春興鏡獅子」を3歳の時にみて、

皆が戦隊もののヒーローに憧れるように、自分は「鏡獅子になりたい」と思った。

人生で一番大きな衝撃を受けた。今のところそれを上回る衝撃はない。

それから父の出ている歌舞伎の舞台を観に行くようになり、

父のいとこである十八代目の勘三郎さんの舞台をよく観ていた。

歌舞伎の魅力に目覚め、どんどん歌舞伎をやりたいと思うようになった。

7歳の時に勘三郎さんに声をかけていただいて初舞台。

周りは思い出づくりという大人の雰囲気があったが、

自分ではこれがデビュー、これで始まったという気持ちだった。

踊りが好きだったので、日本舞踊と清元の稽古を3歳で目覚めてから

ずっとやらせてもらっていた。初舞台も舞踊劇で、

踊りが踊れる、毎日舞台に出られるというのが毎日パラダイスだった。

千秋楽には号泣した。

尾上右近という名前をいただき、役者としてはとんとん拍子にいったが、

役者を選んだら清元はどうするのかといわれ、

清元は役者をやっていたらできないかもしれないと、

12歳の時に初めて気が付いた。

プロとして両立ができないか、先輩方に相談し、

とにかくやってみろということになった。

 

 

幅広い活躍

映画「燃えよ剣」では映画初出演でアカデミー賞新人俳優賞を受賞。

この受賞はとても嬉しかった。

2021年、大河ドラマ「聖典を衝け」に出演。

テレビ、映画、ミュージカルなど幅広く活動していく中、

気持ちの切り替えというより、地続きでいきたい。

自分の持っている空気をどこに持って行ってもおいしくできるようになりたい。

歌舞伎の世界に恥をかかせるわけにはいかないという気持ちもある。

まずは自分という存在を楽しんでもらえるように、

自分自身を楽しく成長させ続けることがひとつのテーマだと思っている。

自分は、他のことを新たに初めるとき、できるだろうかと臆してしまうところがある。

歌舞伎をやっていると普通の芝居もできるだろうと思われるが、

この先輩の、この役の、この瞬間が好きというのを

自分のものにしたいと思うので、自分の中で歌舞伎を作っていくということを

やってこなかったので、普通の芝居は苦手。

歌舞伎の人は何でもできると言われるが

歌舞伎の人でもできない人がいると思われたらどうしようと最初は思う。

今までの人生の中で今が一番楽しい。

これからどんどん楽しくなっていく予感にワクワクしている。

何があっても乗り越える!という気持ちが強い。

 

 

カレー愛

カレーが大好き。3食カレーでも大丈夫!

辛い物が好き。ごはんが好き。パッと食べられるものが好き。

バリエーションを楽しみたい。

これを全部網羅するのが「カレー」。パワーフードでもある。

地方公演に行った際に行くお店で、

福岡のスリランカカレーの店「ツナパハ」というのがある。

この店はルーがパンチが強い。“追いルー”もできる。

小魚のスパイスもおすすめ。

自分にとって、レトルトカレーの絶対的位置にあるのは、

「チェッターヒン」というミャンマーのカレー。

どんどんレトルトカレーはでているので、何に出会うのか楽しみ。

レトルトカレーは購入の他、人から頂くことも多い。

周囲からは「右近はカレーをあげておけば大丈夫」と思われているが、

実際そうである。

自分で作ることはない。料理はしない。包丁が怖い。

ごはんは炊けるので、レトルトで。

レトルトカレーにスパイスをちょい足しはすることはある。

 

 

團菊祭五月大歌舞伎』の舞台への意気込み           

5月に歌舞伎座で『團菊祭五月大歌舞伎』に出演

第三部「弁天娘女男白浪」で、主人公の弁天小僧菊之助を演じる。

音羽屋のお家芸を20代最後の月に演じさせてもらうということで、

今までの舞台の経験、熱量をすべてぶつけていきたい。

盗賊の役だが、すがすがしい役を演じて、パッと散っていきたいと思う。

自分の公演では一度弁天小僧を演じているが、

今回、歌舞伎座という大舞台、また團菊祭という歴史ある公演で

若手一同でやらせてもらえるということで、

全力で自分にしかできない舞台を作っていきたい。

そして、また見ようと、絶対に思ってもらえる舞台にしようと思う。

歌舞伎では、立役と女形と両方演じるが、性を越えていくことは修業が必要。

自分の声を見つける、自分の体のいい角度を見つけるなど

女形は技術的な面で時間がかかる。

立役は日常に少し日本舞踊的美意識が加わった動きですむが、

女形は最初は緊張した。

しかし、経験を積んでいくと自分で役に入るためのフィルターを

通してできるようになる。

立役は自分がでるので、怖いと、最近は感じる。

立役の方が自然にできると思っていながらも、

自然というものを深めていくため、最近は立役の方が緊張する。

「歌舞伎は右近君のものを見たことがある」と言ってくれる人を

一人でも増やすために捧げる。

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