８月１９日（月）からは、

元サッカー日本代表、現在はサッカー解説者として活躍している、前園真聖さん登場。

解説者から見るサッカーの楽しみ方や、ペットとの生活や現在の活動を伺います。

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サッカー解説者として

現役を離れ１４年が経過し、現在はサッカー解説や、

他のスポーツの取材などで活躍している。

２００５年に引退する前から、引退後もサッカーに携わる仕事は

したいと考えていた。また、引退後もサッカーはプレーしていて

元日本代表で集まって試合をする事もある。

解説者として心がけていることは、

選手に対して意見をしたい時もあるが、

各選手の良さやサッカーの魅力を伝えるようにしている。

イメージ通りや分析通りに試合が運んだ時は快感がある。

解説する前に、練習などを見に行って細かく分析するが

分析に固執しすぎず、最終的にはその場の判断で解説をしている。

自身が攻撃の選手だったこともあり、

攻撃面を中心に解説をすることが多い。

 

 

アトランタオリンピックでの快挙

アトランタオリンピックで当時は、絶対的な差があったブラジルに勝利。

当時はキャプテンを務めていて、

実際ファンもブラジルに勝てるとは思っていなかった。

選手たちも力の差は感じていたが、

少ないチャンスはあるだろうと奮闘した。

シュート数は２８本対４本という、とても押されている試合で

なんとかそのうちの１本がうまく相手のミスを誘い

得点に繋がり、１−０で勝利を収めた。

今でこそ分析班や、戦略を立てる役割の人がいるが

当時は、監督自ら偵察に行き、綿密に分析した上で、

なんとかもぎ取れた勝利だと改めて感じている。

スタジアムもほぼブラジルの応援で、アウェーな空気だったかが、

試合が進むにつれ、日本を応援するムードに変わっていった。

この時、世界レベルのサッカーと対峙し、

自身も海外でサッカーしなければと考え

オリンピックを終えてから国外でプレーすることを決意した。

 
サッカーの魅力

サッカーの魅力とは、チームスポーツでありながらも

個人技や、最終的には個人のその場の判断が

求められる所だと考えている。

そしてその判断をチームみんなで共有する必要がある。

基本的には監督やコーチが戦略を考えるが、

最後は選手本人が判断をしなければならない。

今は全国の子供達にサッカーを教えていて

技術的なことはもちろんのこと、考えてプレーさせるようにしている。

答えを与えると教えた事一辺倒になってしまい、

将来的に良い選手にならない。

何よりも純粋にサッカーを楽しむことを教えている。

教え子が世界で活躍することを望んでいて、

今は昔よりも環境が整っているので、子供達の意識も高い。

子供の時から輝かしいセンスの子はいるが

技術よりも、やる気とサッカーへの愛が選手を上達させると考えている。

 

 

ミニブタ「セブン」

２年前に結婚、２匹のペットと一緒に円満な

夫婦生活を送っている。

１０年間の交際の末に、結婚に至った。

自身を理解してくれる唯一の女性だと考えている。

一緒に暮らしているペットはミニブタのセブンと、

ミックス犬のアンジェロ、特にミニブタのセブンは

ペットショップで一目惚れし、そのまま購入。

最初は４kg程度だったが、可愛がってついつい

食事をたくさんあげてしまい今はなんと７０kgほどになってしまっているが

今でも元気に一緒に暮らしている。

ブタはとても利口で、トイレの仕方などもすぐに覚え、

匂いなどもほぼ無い、セブンという名前の由来は

現役時代の背番号から取っている。

全長は１メートル程度。今はミニブタより小さい、

マイクロミニブタという種類も人気を集めていて少し気になっている。

 

 

今後の活動について

サッカー選手を引退し、セカンドキャリアとして

解説者や、バスケットボールのBリーグと仕事をしている。

現役引退後すぐにサッカー指導者としてのライセンスを取得、

とても苦労してS級ライセンスを取得したが

今はあまりプロの指導者としての道は考えていない。

やはりサッカーをプレーすることが好きなため、

そんなサッカーの楽しさを子供たちに向けて

発信したいという思いの方が強い。

ほとんどのアスリートが引退してからの人生の方が長いはずのため、

現役中に少し引退後のビジョンを描いておいた方が良い。

来年のオリンピック、もちろんサッカーは注目しているが、

どんな競技でもいいから実際に、

会場に足を運んでその空気を多くの人に感じて欲しい。

そして多くの日本人選手の健闘を祈っている。