阿部亮のNGO世界一周!

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2025.05.09

2月24日の科学特番「阿部亮のNGO世界一周!~宇宙のすべてを表す数式~」

『宇宙、その言葉を聞くとき、あなたは何を思いますか

今この瞬間も広がり続けている宇宙。銀河も太陽も地球も、

空気も大地も生命も原子も、全ては素粒子と4つの力が絡み合ってできているらしい。

古代の人々は、宇宙を一匹の蛇だと想像したと言う。

蛇が自分の尻尾に噛みついて輪になっている姿。

とても大きな重力の世界と、とても小さな素粒子の世界が無限に繰り返し、

終わりのないリングを形作っている不思議。2,000年の時を掛け、物理学はついに、

そのリングの謎を解き明かそうとしているのかもしれない』

 

こんな言葉で始まった今回の科学スペシャル。今回、阿部亮さんはスタジオを飛び出して

京都大学大学院理学研究科の教授・橋本幸士さんを訪ねて京都まで向かいました。

2021年から京都大学の教授を務める橋本教授は、難解とされる素粒子物理学を面白く

読み解いていく『「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた』などの著書も

数多く書いているこのジャンルのオーソリティ。

「宇宙のすべてを表す数式」とは一体何か、じっくりとお話を伺いました。


右:京都大学大学院理学研究科 教授 橋本幸士さん

例えば~「りんごが落ちる」という現象があったとしよう。

「りんご」のような物体は物質の最小単位である「素粒子」から出来ている。

「木から落ちる」という現象は「空間」で起きている。

ここから、「素粒子のふるまい」と「空間と時間の性質」がわかれば宇宙のすべて(の現象)を

説明できることになる。それを一つに合わせた

アインシュタイン、マクスウェル、ディラック、南部陽一郎、ヒッグス、湯川秀樹ら

ノーベル賞を受賞した科学者たちがそれぞれに編み出した公式を合わせ、

正式には「素粒子の標準模型の作用に重力を追加したもの」と呼ばれている。

 

理論物理学で宇宙に存在するとされる「4つの力」、

時空の歪みである「重力」と「電磁気力「弱い力」「強い力」の公式、

さらに、ヒッグス場の持つエネルギーなどの性質の公式、「湯川相互作用」などの公式、

100年にわたる「智」の先人たちが紐解いてきた公式が「加算(足し合わせ)」される事が

可能なのもとても面白いと阿部さん。けれどこの「宇宙のすべてを表す数式」は

完成していないのだそうです。

橋本教授ら、先人の努力を受け継いだ現代の科学者たちは今も、挑み続けています。

 

難解な物理の世界を紐解いて話してくれる橋本教授と、阿部さんのお話は尽きる事なく

また、AIなどに代表される現代の現象についてなど、多岐に及びました。

ポッドキャストでもお聞き頂けますので、是非あなたも「智の探求」に足を踏み入れてみて下さい。

https://podcast.1242.com/ngo/?ep=0

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    阿部 亮

    阿部 亮

    一般財団法人 阿部 亮 財団会長。
    北海道札幌西高等学校卒業。
    19歳で陸路を世界一周したことをきっかけに、2010年からニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のパーソナリティを務める。
    夕刊フジに毎週コラムを連載中。
    2019年11月第53回社会貢献者表彰(日本財団賞)受賞。
    https://www.fesco.or.jp/winner/2019_53/winner.php?wid=12499
    2021年7月31日紺綬褒章受賞。

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