【スタッフMの番組報告】
前回に引き続きのゲスト、赤十字国際委員会ICRC駐日代表部広報統括官の眞壁仁美さん。ここ数日のガザでの状況が気になりますが、罪のない子ども達まで巻き込まれるているニュースを目にすると、停戦合意をなんとか遵守してほしい・・・とただただ願うばかりです。

左:赤十字国際委員会 駐日代表部広報統括官 眞壁仁美さん
ICRCの眞壁さんは、テレビや新聞で報道の仕事に携わり、世界の紛争地で取材をしてきた方。その経験から、ICRCでも広報として、世界中の「無関心」になりがちな私たちに、「戦争はこういうもの。これだけは守って」というメッセージを伝え続けてきました。まさにジャーナリストの経験が活かされて、活躍されています。
ICRCの十字のマークは、「絶対攻撃してはいけない」というしるし。その旗を掲げた病院や施設でICRCはケガ人の治療や人質の保護などに取り組んできました。
ガザの問題だけでなく、世界中のあらゆる紛争地で中立・公平・独立のもと、時には武装集団とも対話をするICRC。「人道支援」という言葉の裏には多くの人の思いが詰まっていることを再確認させられました。
眞壁さんが最近訪れたナイジェリアもまた、経済大国の一面を持つ一方、子ども達の栄養失調が大きな社会問題となっているんだとか。そうした子どもたちを救うため、栄養価の高い「トム・ブラウン」というナイジェリアでは伝統的な離乳食を無償提供したり、お母さんたちに栄養指導もしているそうです。
戦争の犠牲になる子どもたちだけでなく、気候変動や昨今の物価高で生活水準が落ち込み、食べ物が満足に得られない子どもたちもまた、大きな犠牲者です。生まれてきた命がなんとか育っていける環境を・・・と眞壁さんたちICRCの懸命な活動は今日も続いています。
今年は戦後80年。平和であることは決してあたりまえではないことを、誰もが感じ、世界のいまを「知る」努力を怠らないで生きていかねば…、と考えさせられた収録でした。眞壁さん2週に渡ってありがとうございました!
ICRC HP
次回の放送もお楽しみに!

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