上柳昌彦 ラジオの人

2026.06.05

手紙がつなぐご縁の話

松岡昌宏さん、ピエール瀧さん、そして松田好花さんらが東京、大阪の舞台で演じたラジオ愛に満ち溢れた物語が「はがきの大様」

ピエール瀧さん演じるラジオパーソナリティーの午前1時からの深夜放送にハガキを送り続ける高校生。

この若者が中年になり、またその番組に偶然再開するという役を松岡昌宏さんが演じました。

松田好花さんは松岡さんの高校生の娘役。

30年前に聴いていた番組がまだ続いていることに驚きつつ、仕事での悩みを抱えた松岡さんはまたハガキの投稿を始めそして・・・という物語。

私はピエール瀧さんの番組の直前を担当するパーソナリティーという設定で「スマホの電源をお切りください」という開演前のお知らせアナウンスなどを収録で担当しました。

知らんおっさんがしゃべってもなぁと心配していましたが、私がしゃべり終わると拍手が起こっていたと聞き、すべらなくてよかったぁと思ったものです。

そしてなんと大阪での千秋楽後に、松岡昌宏さんから私宛に丁寧なお礼状が届きました。

そして最後に「これからも、たくさんのリスナーの皆様や我々を上様節で楽しませて下さい」とありました。

面識のない私が何者であるかをご存じ頂いていることと、すぐに礼状を書いて下さった事に心から感動をいたしました。

お会いをする機会はそうそうないと思うので、松田好花さんにくれぐれもよろしくお伝えくださいとお願いをいたしました。

実は今回の「あの日の私 そして今」のゲスト、高田文夫センセーも学生時代に手紙をしたためることで立川談志師匠、そして永六輔さんとのご縁がつながって行ったのでした。

そのような大変に興味深いエピソードの数々をたくさんご披露いただきました。

またそれをお聴きになった札幌の61才の方から「大学の落研時代の40年前、高田センセーに手紙を書いて『火焔太鼓』の稽古をつけてもらい、その後飲みに連れて行って下さって夢のようだった」というメールが。

人形町末廣の最後の日に、月を背景に立川談志師匠が寄席の前で仁王立ちしていというセンセーのエピソードもありました。

その件では20年前に人形町の旦那衆から談志師匠が寄席の前で仁王立ちする姿を見たと聞いた事があったが、そういう意味(ラジコで聴いてね)でしたかぁと、人形町の飲食店のご主人から感想が届きました。

さらにはセンセーとフランク永井さんのお姉さまとの胸が熱くなるお話から、フランク永井さんに子どもの頃に会って飴玉をもらったことからずっとフランク永井さんを追い続け、ご本人とも交流があった元教員の方からも、様々な思い出を綴った小冊子を送って頂きました。

それぞれのお話が緩やかに夜明けにつながって行く・・・パーソナリティー冥利に尽きるとはまさにこのような瞬間なのでありました。

高田センセーの今回の10のコーナーのトークをまとめて一本の番組にして改めて放送したり、ポッドキャストで残して欲しいという声もありましたが、その通りだと思っております。

 

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