上柳昌彦 ラジオの人

2024.07.14

二日間の出来事

7月12日㈮と7月13日㈯という二日間を無事に乗り越えることができるかが、ここ数か月の私の課題でした。 

12日は生放送後すぐに福島県の富岡駅に向かい、現地でラジオ福島パーソナリティーの大和田新さんと合流し、東京電力福島第一原子力発電所の現状と廃炉作業の進行具合を取材しました。 

大和田さんは震災後から幾度となく廃炉の現場を取材されていて、今回はそれに同行することができました。 

廃炉作業を行う現場の方々の大変さには頭が下がる思いでしたが、廃炉が完全に終了するまでには30年から40年の時間を要することと、解決しなければならない問題が山積みであることも確認できました。 

また廃炉が進むということはそのたびに放射能に汚染された瓦礫が大量に発生し、また汚染水を処理水にする過程ではやはり汚染されたフィルターなどが次々に廃棄されることもわかりました。  

そしてそれら汚染された廃棄物はコンクリートや鉄の容器に閉じ込められて原発敷地内等に次々に積み上げられていているものの、最終的にどのように処理されるかなどは決まっていないという厳しい現実も突きつけられました。 

(写真は大和田新さんが撮影した福島第一原発の1号機。 汚染された鉄骨やコンクリートの瓦礫の下には取り出せないままの使用済み核燃料プールが事故当時のままの状態で) 

このような状況の中でロボット技術やAIを駆使して難題に取り組もうという若き技術者も大勢いるこることが希望だとも思いました。 

この取材に関しては折に触れて番組の中でも話していきたいと思います。 

大和田さんにはこの貴重な取材の機会を設けていただいたこいたこと、心から感謝申し上げます。 

 

一転して13日㈯は有楽町の「よみうりホール」で満員の1000人のお客様をお迎えして「第6回ラジオdeSHOW」が開催されました。 

高嶋ひでたけさん、松本秀夫さんとのトークライブも6回目ですが、今回は里崎智也さん、くり万太郎先輩、ギタリストの堀尾和孝さん、そして田中美和子さんをゲストにお迎えしてにぎにぎしく行われました。 

くり万さんとお美和子様との大バトルや堀尾さんの超絶テクのギタープレー、そして里崎さんのトーク力など、ご来場のみなさんに大いに楽しんでいただけたと思います。 

この日からニッポン放送では開局70周年の特番やイベントが始まり、そのような中、私たちは「70周年じゃないほうのイベント」ではありましたが、ラジオファン、そしてニッポン放送ファンの皆様のおかげで楽しいステージを開催することができました。 

 

(堀尾さんから送られてきたステージの雰囲気写真) 

といいますか、私はステージの上でゲストの皆さんの話にゲラゲラ笑っていただけだったのですが。 

ご来場の皆様に温かく盛り上げていたこと。心より御礼申し上げます!