上柳昌彦 ラジオの人

2022.12.17

悶絶する「ウルトラヒットの道標」

12月19日月曜日からの1週間はヒット曲の誕生秘話などを伺う、恒例「ウルトラヒットの道標」です。

今回は新宿紀伊国屋ホールで来年1月20日金曜日から日曜日まで計4回お送りする「中島みゆき新宿研究会~一陽来復~」で私と共にホスト役を務めるクミコさんとゲストの半崎美子さん、そしてミッツ・マングローブさんをお迎えしします。

中島みゆきさんの曲について語り合い、そしてクミコさんとゲストの皆さんが選んだみゆきさんの曲を歌い上げるというラジオ番組のような音楽イベントです。とは言え誰がどの曲を歌いトークの内容はどのようなものになるのかはまだまだこれからミーティング等を重ねていく予定です。

ですから「ウルトラヒットの~」の収録の時点ではいったいどのような事になるのか不安でしかないという状況でお話を伺っています。
紀伊国屋ホールにチケットをネットなどで購入して当日新宿までお越しいただくことは本当に大変な事なので是非にとまでは申し上げません。

しかし一つのイベントが企画され徐々に全体像が見えてくるのかこないのかと言うこの時期の「不安」と「戸惑い」と「苦悩」と「混乱」と「様子見」の過程を、我々のトークから感じ取って頂けるのではないでしょうか。
そうなんです。中島みゆきさんの楽曲を取り上げるということはそれだけの覚悟が必要なのだという事なのです。

「私などが歌ってよいのだろうか」「いったいどの曲を歌えばよいのか」「トークと歌のバランスはどうあるべきか」「お客様は何を一番望まれているのか」
このような思いが次々に頭をよぎる中での今回の「ウルトラヒットの~」の収録でした。

紀伊国屋ホールを後にする時にお客様も演者の我々もスタッフも皆が「よかったねぇ」と語り合えるような音楽イベントにするべく、当日まで悩ましい日々が続く事でしょう。
でも、だからこそエンターテインメントの世界は面白くて奥深くてそしてやめられないのです。