大変にご無沙汰しております。10月12日からお休みを頂き、手術入院生活を終えて11月2日の放送から復帰しました。
入院は17日間。退院後に食べたコーヒーチェーンのパスタが大変にしょっぱく感じ香辛料の刺激に驚きましたから、いかに塩分控えめの病院食に慣れたかという事です。
退院すぐは階段を登るのも一苦労で歩くスピードも随分と遅くなり、これで生放送をこなせる体力があるのか不安でした。
下垂体腺腫卒中という病名で鼻からの内視鏡で腺腫を取る手術を受けましたが、入院した脳神経外科には開頭手術を受けた私よりもっと大変な思いをしているであろう老若男女が大勢いました。
しかしそんな私でも身動きできず水も飲めない一夜をICU(集中治療室)で過ごしたり、3日間口呼吸を強いられたり、ホルモンのバランスが崩れ尿のコントロールが出来なくなったり、尿道カテーテルが不具合を起こしたり、術後はいきむことを禁じられひどい便秘になって悶絶したり、同室の男性のもがき苦しむような呼吸音に寝られなかったり、3時間半トイレにも行けず横になった状態での検査が毎日続いたりとなかなかの体験をしました。
それでもそのような時には高倉健さんの言葉「負けるか この野郎」と、クリ―ピーナッツの曲のタイトルから「俺にはまだ『のびしろ』があるんだ!」を念仏のように繰り返し、次々に襲い掛かる厄介ごとを一つ一つクリアしてなんとかマイクの前に戻ってくることが出来ました。。
今回の体験で思った事はまだまだありますが、あまりこの話ばかりになると「いつまで病気の話をしてんだよ」となるので、何かのついでに少しずつご紹介していければと思います。
下垂体からホルモンを上手く分泌したり、分泌の指令を出したりという機能がまだ完璧ではない、いわば執行猶予中の身でもあるのでまだこの先に何があるのかわからない状況ではありますが。
入院中は例のクリ―ピーナッツのTVで観た「のびしろ」、代演の松本秀夫さんのエンディングの言葉、歌手のクミコさんのブログ、ICUで身動きできない自分、コロナ禍で働く医療従事者の方々の姿、やはりコロナ禍で面会が禁止で母親に会えない5歳くらいの子どもがぎゅっと看護師さんの手を握る姿、日本シリーズ山田哲人選手の3ラン、大病の経験のある桑田佳祐さんの新曲等々、病室で泣けて泣けて仕方がないことがたくさんありました。
そして退院後にテレビでみたこの人のプロレスに本気で打ち込む姿にも涙したのでありました。

フワちゃんのANN0の放送後、思わずスタジオを訪ねてしまいました。
今回は復帰に向けて小さな目標をいくつか立てて、そこに向って少しずつ前に進もうと考えました。
その中の一つが11月11日(金)19時から亀戸文化センターカメリアプラザで行われる高嶋ひでたけさん、松本秀夫さんとのトークライブ第2回「ラジオ de Show」のステージに立つことでした。
イープラスで取り扱っているチケットがまだ少しだけあるそうなのでよろしければお越し下さいませ。
当日会場ではなっなんと私たちG3s(ジーサンズ)のCDも売っているそうです。1000円です。

私が入院している間に話は色々なことになってはおりますが、この歌のレコーデイング秘話などは亀戸の会場で…というほどたいした話ではないのですけれどね。
お待ち申し上げております!

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