3月4日金曜日の読売新聞に掲載された「言葉のアルバム」で私の座右の銘を紹介した記事は、その後各所で話題になったとかならなかったとかはたして反応はどうだったのでしょうか。
しかしながら「図書館で読んだよぉ。記者の愛情を感じたよぉ」という高嶋ひでたけさんや「うえちゃん!読みましたよぉ。あれはいい記事だったよぉ。」というテリー伊藤さんや「新聞販売店にったら行ったらタダで譲ってもらえたよぉ。」という熱心なリスナーの方などから多数の感想もいただきました。
首都圏版に掲載されている記事だとばかり思っていたら、徳島のリスナーからもメールをいただき初めて全国版であることを知りました。
ラジオなんぞ聴かないうえにニッポン放送のエリア以外の人にとっては「なんのこっちゃ」という記事だったでしょうが、なんと大阪などでは土曜日に掲載されたそうで、このことは担当の大原記者も把握していなかったと言っていました。
今年の始めに「どのような言葉を大切にしていますか」と取材され野村克也さんがヤクルトスワローズの監督時代におっしゃった「聞く力は偉大なり」という言葉を伝えました。
その後、時の総理大臣に対し「人の話をよく聞く事を大切にしている割には、聞いてばかりで決断がまったく出来ないではないか」という批判が高まり、なんだか「聞く力」という言葉が肩身が狭い感じになってしまい正直まいったなと思っていました。
しかし当時の野村監督が「人の言葉を一生懸命に聞く人は、自分の無知を自覚し、成長する」「むさぼるように、貪欲に聞いている」と著書に書いていた言葉を大原記者が記事に添えてくれたおかげで、この言葉の真意が正確に伝わったのではないかと思います。
先日、この記事に添えられていた大野隆司さんの版画の挿絵の原画が「墨摺りの後、裏から彩色しています」という手紙とともに送られて来ました。
この原画は額に入れ「聞く力は偉大なり」という言葉とともに生涯大切にしようと心に誓ったのでありました。
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