2018年の夏に三才ブックスから「定年ラジオ」と言う、これまでのちょっとお間抜けな我がラジオ人生をつらつらと書き連ねた本を出しました。
お間抜けの極めつけはさぁいよいよ出版という時に、前年の暮れに受けた前立腺摘出手術の後遺症で尿道狭窄症になってしまい、急きょ尿道拡張手術を受けることに。
尿道拡張手術…書いているだけでゾッといたします。
編集者に病院に来てもらい、手術に向かう直前に点滴を受けながら最後の校正をする羽目になりましたし、出版後のサイン会もすべてキャンセルになってしまいました。
それでも江戸町火消のすばらしい表紙の絵をかいて頂いた岡田親さんや帯を書いて下さった鶴瓶さんのおかげもあって、予想外に多くの方に手に取っていただき、苦労したかいが少しはあったかなと思ったものです。
さて今日は私の仕事仲間が出版した本を紹介します。
まずは「スマホを落としただけなのに」のシリーズがベストセラーになり映画も大ヒットしたご存じ志駕晃さんの新作「私が結婚をしない本当の理由」(中央公論新社刊1400円+税)です。
今回は44才の男性社長と34才の女性スタッフが運営する結婚相談所を訪れる男女の結婚できない事情の物語。
一部上場企業広報部の34才女性、母離れできない御曹司の37才男性、アニメと漫画を愛する27才女性、高収入だけどちょっと変人の研究職の30才男性があれこれなんだかんだと相談を持ち込みます。
それに対して社長とスタッフはどのように対応していくのか…と読み進んでいると突然ミステリーの様相を呈してきてさぁどうなる!というお話です。
結婚相談所周辺に関してこれまた入念に著者は取材をしていますので、なるほどそうなっているのねという話も多々出てきます。
印象に残ったセリフがありました。
「子育てとは何かの練習です」「答えは待つことです」
「結婚は何の練習でしょう」「結婚は、許す練習です」
「人生も何かの練習です」「それは、笑う練習です」
ネタバレにはならないので書きましたが、なかなか考えさせられる言葉でありました。
もう一冊は私の中での永遠の名番組「タモリの週刊ダイナマイク」の構成作家だった橋克宏さんの著書「江戸川柳完全攻略本」(ブイツーソリューション刊1182円+税)です。
タモリさんの狂気と博覧強記が毎週怒涛のように私に押し寄せて汗みどろになっている私を涼やかな声でさらに追い詰めるアシスタントの堂尾弘子さん、そして今考えるとその流れを実は裏ですべて仕切っていたのが放送作家の橋克宏さんだったのです。多分。
今はテレビの構成を中心に活躍している橋さんですが、落語に精通していてその流れで江戸の文化にも詳しい人だとは思っていましたが、今回江戸の時代の川柳の解説本を出版しました。
川柳の各々の解説の中に見事に江戸の文化、風俗、生活が散りばめられていましす。
ラジオの時報音が「ピ、ピ、ピ、ポーン」と鳴るのは、江戸の市中に時を告げる鐘を鳴らす前に、「「いいかい!今から時の鐘をならすよぉ!」と注意喚起のためにその前に「捨て鐘」という鐘を3回鳴らした名残である等々、思わず「ほぉー!」と声が出るような話が満載です。
番組で紹介したところ、川柳好きのリスナーの皆さんや本屋さんからの問い合わせを頂きました。
書店にどっと並ぶジャンルの本ではないかもしれませんがネットでの購入もご検討ください…と書いて今調べてみたら「一時的に在庫切れ」と出てきましたのでどうか早めの増刷をお願いいたします!
あっちなみに拙著「定年ラジオ」有楽町三省堂書店1階の「ラジオ」コーナーにここ数カ月ずっーと置いてありますので、こちらもよろしければ!

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