三連休の初日に江ノ電に乗って墓参りに行きました。このような世相ですからきっと小町通もガラガラだろうと鎌倉駅から行ってみたところ、これが原宿竹下通りもかくやというぐらいに若い人で混んでいました。
天気も良く暖かかったのでコロナ疲れした人たちがどっと繰り出したのでしょう。
23日月曜日の5時のオープニングではこのような話をしましたが、27日金曜日にはこの話が次なる感染者の拡大につながることになりそうです。
東京都の感染者増加が連日報道されていますが、これは3連休以前に感染した人の数。
ということは4月に入ると新たな局面にという展開になってしまいました。
「正しく恐れる」とは地球物理学者の寺田寅彦氏の言葉ですが、金曜日の読売新聞の「編集手帳」にこの言葉の原文が載っていました。
寺田氏が軽井沢滞在中に浅間山の噴火に遭遇し、灰が少し降った程度で避暑客が消えた一方で、植木職人は何事もなく働く姿を見て「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」と随筆に書いたそう。
「正しく恐れよ」とは言わず「正しく恐れるのは難しいよね」が本意であろうと筆者は書いていました。
テレビのニュース番組が煽ったせいでスーパーの棚から物が消えた映像を見るにつけ本当に「難しい」と思いました。
「食品の物流は大丈夫なので物が無くなることはないですよ」アナウンスしてから「だからこのように食品を買いあさるのは無駄なことですよ」と報道すればよいのに、おどろおどろしい音楽と共に「棚から物が無くなっています!」とマスク姿のリポーターが煽って、最後にチョロッと「でも物流は大丈夫」と言っても、多くの人は最初の映像のインパクトに引きずられます。
そしてさらにパニックになった状態をまた煽って報道する。これをマッチポンプと言います。
新型コロナウィルスは数字が取れるとのことですが「正しく恐れる」ことと「正しく伝える」ことの難しさを自分の事としてもう一度考えなければと思った次第です。
さてそんな中、3月28日(土)に坂崎幸之助さんと「加藤和彦フォーエバーあの素晴らしい愛をもう一度」という特番をお送りいたします。
フォーク・クルセダーズの一員として、また「和幸」として活動した坂崎さんに加藤さんのとっておきのお話を、できるだけ脱線しないように聞いてます。
また高橋幸宏さんやフジパシフィックミュージック会長の朝妻一郎さんにもコメントを頂きました。
先週の大滝詠一さんの特番に続いて今回は加藤和彦です。ラジコなどを駆使してお聴きいただければ!
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