18日の土曜日は朝から粉雪が舞うような寒さでした。そんな中、高3の娘は完全防寒でセンター試験会場に向かいました。
そして私は夕方からご陽気に松本秀夫さんとのトークライブ「第5回松の上」の会場の六本木に向かったのでありました。
今回は朗読劇をやってみたいという松本さんからのオーダーに答えた結果、作品探しから始まって著者のかたから許諾を頂く作業など様々勉強になりました。
朗読した作品は20代の女性ディレクターが教えてくれた詩人の斉藤倫さんの著書「ぼくが指をぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」(福音館書店)です。
30代後半くらいの男性「ぼく」の家に小学4年生くらいの男の子「きみ」がしょっちゅう遊びに来て「「先生に『日本語がなってない』と言われた」とか「作者の気持ちを答えなさいと言うテストが出来なかったんだ」という話になります。
そこで男性は本棚から探し出した詩集の一篇を少年に読ませます。
最初は内容が理解できずちんぷんかんぷんだった少年ですが「ぼく」の家に来て詩を何篇も読むうちに「きみ」は徐々に詩に興味を持つようなります。
この男性と少年、そして後半に登場する少年の母との関係とは…というお話のなかで、詩人の斉藤倫さんが詩とはなんだろうということを教えて下さる大変に興味深い作品でした。
物語の進行は松本さん、「きみ」は前回の「松の上」でも登場した鶴瓶さんのお知り合いの女優恩田愛さん、そして「ぼく」は上柳が担当しました。
そしてなんと贅沢なことにピアニストの西村由紀江さんがオリジナルの曲で伴奏をつけてくださるという大変に貴重な経験をすることができました。
「松の上」の後半は西村さんのピアノと私たちのトークで「大喜利大会」。さらに松本さんの「実況朗読」。もちろん西村由紀江さんのピアノの演奏もご堪能いただきました。
で、最後の最後にこれまた松本さんたっての希望で松本さんのギター、西村さんのピアノ、恩田さんの歌、私の鈴とコーラスで一曲ご披露申し上げましたぁ!

松本さんのギターのイントロのやり直しが永遠に続いて終電がなくなってしまうかと思いましたが、何とか無事に演奏終了、お開きとなりました。

西村さん、恩田さん、本当にスペシャルなひと時をありがとうございました。
松本さん!次回は何をやろうかねぇ。

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