「新聞チョキチョキ」という番組コーナーがあります。
「SNSの時代に新聞の切り抜きかよ!古っ!」という声も聞こえてきそうですが、毎朝4時になろうという時間に、スタジオに届いたばかりの新聞をバサバサめくりながら「へぇー、ふーん、ほーっそうなんだ」という記事をカッタ-で切り抜いて行きます。
スタジオの外ではディレクターが同じような作業をしていて、4時20分頃に二人の切り抜きを持ち寄って「これはどうですか」「おっこんな記事があったんだ」ということを本番ギリギリまでやっています。
「あらぁ~なんてアナログなっ。何時代の人?」てな感じですが、やはり新聞には思わず人に話したくなったり、記事をきっかけにフリートークにつながっていく話が詰まっています。
もちろんネットからも話題は拾いますが、新聞をざっと見た時に見出しや記事の面積の大小にかかわらず「私を紹介してぇ」という声が聞こえる時があるのでやめられまへんなぁ。(ほんまかいなってなんで関西弁?)
金曜日の「チョキチョキ」で紹介できなかった記事で新宿区で「はとバス」がハイヤーに追突してハイヤーの運転手さんが亡くなった事故の続報で、バスの男性運転手が事故後に運ばれた病院で38度以上の熱がありインフルエンザと診断されたという記事がありました。
運転手は「事故を起こす前後の記憶がなく気づいた時には街路灯に激突していた」と説明し、朝に市販薬を飲んでいたが、点呼では健康状態に異常なしと報告をしていたようです。
これから詳しく取り調べや現場検証があるので軽々なことは言えませんが「インフルエンザかぁ」と思った方も多いと思います。
実は私も90年代初めに夜、生放送中に高熱で意識を失うという経験をしています。
昼はそばを食べ、なんだか胃がもたれるので胃薬を飲み、ちょっと体がだるいかなという状態で夕方スタジオに入りました。
しかし2時間ほどがたつと嘔吐感と激しい頭痛と熱っぽさに突然襲われ、目の前の景色がグルグル回り自分が何をしゃべっているかもわからなくなり、CM中にスタジオ内のソファーに倒れ込みました。
次に気がつくとマイクの前に何故か同僚の川野良子アナウンサーが座っているではありませんか。
そこからはもう意識は途切れ途切れで、おそらくタクシーに乗せられて家に帰り、当時はわけ合って一人暮らしだったので、襲い来る吐き気の中で便器を抱えたまま夜明けを迎えたという経験があります。
熱が引くまで2日間外にも出られず結局病院にも行けませんでしたが、今思えばあれはインフルエンザではなかったかと思います。
ちょっと調子が悪いかな?という感じから急激に意識を失うほどの不調になるという私の経験ですが、同じような事が事故を起こしたはとバスの運転手に起こってしまった可能性もあります。
亡くなられたハイヤーのドライバーの方にとっては、とても納得がいくような話ではないでしょうが、今後多くの命を預かる公共交通機関の関係者の方々には、二度とこのような事が起こらないように防止策の検討を切にお願いしたいと思う次第です。

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