今月の初めに「第62回全国民間放送全国大会」という大変に歴史と伝統感にあふれるイベントのラジオ部門のシンポジュウムの司会という大役を仰せつかりました。
全国101社の民放ラジオ局の幹部の方々が一堂に会する前で「ラジオはパーソナリティーだ」というテーマで1時間30分にわたって実のある議論を展開しなければならないのです。
パネリストは「オールナイトニッポンゼロ」でおなじみ、テレビ東京の佐久間宣行さん。そしてFM802「ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!」のDJ落合健太郎さんというパーソナリティーのお二人です。
佐久間さんはイベントの後のご自身の番組で「いくら鉄板のラジオネタを披露しても会場は静まり返っていて動揺した」と言っていました。
そりゃそうです。スーツ姿の局の幹部のお歴々は、お客さんの中ではもっとも重くて薄い反応の方々なのですから。
私などは「ちょっと、そこの司会の人」という仕事を未だにこなしていますから、何を言っても何の反応がないという状況には慣れっこになっていたので「佐久間さんはそんな心境だったのかぁ」とちょっと新鮮に感じたものでした。
落合さんは「落合さんのようなDJになりたい」と番組リスナーの憧れの方。誠実な人柄で真正面から若い人たちに向き合っています。「若者のラジオ離れ」と間単にまとめてしまいがちな最近の風潮に「大丈夫です!こういうDJがいるんです!」と声を大にしたいです。
とは言えやはり会場はなんとなく重い空気に包まれがちでした。それならばと「あさぼらけ」の準備をしながら毎週聴いている佐久間さんというラジオパーソナリティの素晴らしさを熱く語ってみたのですが、当の佐久間さん自身がドン引きしているようでなかなか会場は温まりません。
その時に現れた救世主が、もう一人のパネラーの「やきぞばかおる」さん!
やきそばさんは全国のラジオ番組を聴きまくり、面白番組の紹介をしまくっているというライターで「全国101社ラジオ局のユニークなパーソナリティー」という資料を、誰に頼まれるわけでもお金になるわけでもないのに作り上げている方。
やきそばさんが繰り出す全国面白番組の裏話に、会場の皆さんはグイグイ引き込まれ、その中で佐久間さんや落合さんのトークも絶好調になっていき、最後は「いいイベントだった!」とお褒めの声を多々頂いたという次第。
全面的にやきそばかおるさんに助けていただきましたが、
これもやきそばさんの軽妙な語り口と、ラジオに関する引き出しの驚くほどの多さのおかげです。
さらに物語は続いて、後日鶴瓶さんの番組で「こないだ沖縄で山原麗華ちゅう、おもろいラジオの人にあったでぇ。なんかやきそばかおるちゅう人もお奨めらしい」と鶴瓶さんが話すのです。
「えっ!そのやきそばさんって、このあいだ仕事しましたよ!」と私。
そこから話がトントン進んで鶴瓶さんの「日曜日のそれ」に急きょゲストにお越しいただくことになりました。
先日収録がありましたが、濃い内容であっという間の1時間半。「また絶対来てやぁ!」と鶴瓶さんはご自分の携帯電話の番号を教えるほどの気に入りようでした。
放送は11月24日16時からニッポン放送で!聞き逃した場合はラジコタイムフリーで1週間以内ならお聴きになれますので是非に!
ちなみに鶴瓶さんとやきそばさんをつないだ山原麗華さんはラジオ沖縄の「山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)」(木曜金曜20時)パーソナリティーで、2時間の生放送中に103回豪快に笑うと「全国ラジオ局ユニークなパーソナリティー一覧」にありました。本業はアコーディオン、三線奏者の方だそうです。
そして民放大会にやきそばさんが持ち込んだ「全国ラジオ局ユニークなパーソナリティー一覧」のコピーを、ラジオ局幹部の皆さんは我先にと持ち帰ったのでありました!
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