22日、午後から「即位の礼」の特別番組を担当しました。
ラグビーと同じくらいに「にわか」ではありましたが、
皇室に関して様々資料を読んでみました。
古くは古墳時代から奈良時代、平安時代と、
粛々と執り行われてきた儀式もあれば、
明治時代や前回の平成に、
時代に合わせて大きく変更したことも、
かなりあることがわかりました。
特番や次の日の「あさぼらけ」で触れませんせしたが、
そもそも即位の礼の儀式は、
天皇陛下だけで執り行って来たものですが、
大正天皇の時代から皇后陛下も、
加わるようになったのです。
明治になって公式の席に男女で参列することが、
当然という慣例が西洋から入ってきたので、
それまでは「高御座」だけだったものを、
皇后陛下がお座りになる「御帳台」も、
用意することになったそうです。
しかしこの時皇后陛下は、
ご懐妊ということで京都紫宸殿での、
儀式には参加されませんでした。
また江戸時代までは向かって右に天皇陛下が、
左に皇后陛下という、
いわゆる京風のお雛様の座り方であったのが、
これも西洋の例にならい天皇陛下が向かって左、
皇后陛下は右となりました。
男性は右手で剣を握り、
左で子どもや女性を抱きしめるため、
という理由があるそうです。
また皇室の儀式に関して様々議論もありますが、
戦後の新憲法のもとでかなり苦心して、
なんとか丸く収めようとしています。
かなり「あいまいな」解決方法もありますが、
この「あいまい」という方法も、
長い間に生み出された日本人の知恵なのでしょうか。
最近はどうも白黒はっきりさせろ、
○か×かどちらなんだと、
迫られがちな世の中なもので、
そんなことを考えてしまいます。
と言いますか、
あの特番の15時過ぎに乱入してくれた、
盟友松本秀夫さんに、
結局はおいしいところは全部、
持って行かれてしまった一日でありました。
洗濯機の底の方から引っ張り出したような、
ヨレヨレのチェックのシャツを着た、
あの方が目の前を意味もなくウロウロしていたら、
誰だってツッコミたくなりますよ、
まったくねぇ……

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