上柳昌彦 ラジオの人

2019.09.06

京急沿線

京浜急行には沿線に住んでいたこともあり本当にお世話になりました。

ただし普通しか止まらない駅だったので、急行、特急、そして快特がバンバン通過していく様を「そんなに勢いよく通らなくても……」とちょっとすねながら列車の通過を見送ったものです。

また当時実家が大船にあり、夜遅く電車で東京に帰る際にはなぜだか人けのない神奈川新町駅で普通列車に乗り換えるため、ぼんやりホームにたたずむこともありました。

また、京急が止まると横浜駅や品川駅がJR線や私鉄への乗り換えのため大混雑になると同に、当時は踏切があった環状8号線や第一京浜が大渋滞になったものです。

京急沿線に住んだ最後の数年は、高架化への工事が始まったもののこれは気の遠くなるような作業だと思いました。

今、たまに高架化された京急蒲田界隈に行くと、まったくもって浦島太郎状態です。

今回の京急の事故は、線路の側道に迷い込んだ12トントラックが、踏切を渡ってなんとか第一京浜に出ようとしたがゆえに起こってしまった惨事のようです。

また京急の踏切には、障害物を検知する装置が素人目にみてもわかるくらい設置されていますが、それらが作動していたにもかかわらず事故が防げなかったのは何故なのか、調査検証をして再発防止をしていただきたいです。

「入って来られたらもう止まりようがない」という現場の声もあるでしょうが、なんとか被害は最小限にと願うばかりです。

そして、列車に乗るということは、残念ながらこういったリスクは避けられません。

先頭車両に乗るということは。
つり革につかまらずに立っているということは。
うつらうつらと居眠りをすることは。

さてどうしたものでしょう……

ちなみに私は朝の通勤時間帯、開かずの踏切状態で人と車でごった返す京急梅屋敷横の踏切を渡ろうとし、大型ワンボックスカーに右足の甲を踏まれ全治3か月の骨折という事故に遭いました。

当時の相方、テリー伊藤さんからは「うえちゃんが車にチ●●ン踏まれた」と放送で言われ誤解を解くために大変だった、高架化される前の2001年のことでありました。

今回の事故で亡くなられたドライバーの方にお悔やみ申し上げるとともに、怪我をされた乗客の方々の一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。