上柳昌彦 ラジオの人

2019.03.01

一人暮らし

2月最終週の番組宛メールのテーマは「引っ越し物語」でした。

私も父の仕事の関係で引っ越しと転校を繰り返した経験がありますが、今回はなんといっても息子を送り出す母の切なさのメールでした。

進学や社会人になる息子の一人暮らしの準備をして、送り出す母の目には涙また涙。

幼き頃からの姿とともに、もっとああしてやればよかった、こうしてやればよかってという思いがどんどん募ってゆく母親。

初めてのスーツを息子とともに買いにって、目の前にスーツ姿の息子が現れただけで涙ぐんだお母さんもいました

このようなメールを紹介したところ、娘を送り出す父の話も次々に届きました。

こちらはもう滂沱の涙を流す父親の姿がつづられていました。そりゃそうですよねぇ……

私も大学1年から2年になる時に一人暮らしを始めましたが、とっとと安アパートを決め、友達の車で引っ越してしまいましたが、簡単な家財道具は母と買いにいった記憶があります。

しかし家を出る前日の夕飯を家族と食べている時でさえ、親がどう思っているということなどまったく考えず、ただただ一人暮らしが出来るのだという喜びに舞い上がっていた次第です。

親の心子知らずとはまさによく言ったものです。

そしていずれ私も「俺の気持ちも知らないで!」と思い知らされることになるのでしょうなぁ……徹底的に。