2025年、大阪万国博覧会が開催されることが決定しました。
大阪経済を盛り上げるためにも是非誘致したいという意見と、前回のように果たして盛り上がるのだろうかという懸念の声もあります。
1970年の万博の時は、前年から各パビリオンを紹介した小冊子を熱心に読み込むなど立派な「万博少年」の私でした。
当時住んでいた世田谷区の等々力のガソリンスタンドの裏の我が家から、家族そろって羽田から伊丹まで飛行機を利用して万博に乗り込んだのも懐かしい思い出です。
父が大奮発して家族に初めての飛行機を体験させてやろうと思ったのでしょうし、世の中の雰囲気も万博に向けて躁状態でありました。
なんとか日本館だけは長時間並んで入ったものの、人気のアメリカ館やソ連館などは外から眺めただけでした。
結局あまり並ばずに入れた小さな国々と、夜になってからのスイス館のイルミネーションが美しかったことと、近未来的な建造物の周囲に漂う焼きそばの匂いをなぜか覚えています。
2025年の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
いかに健康で長寿の世の中にするかという事のようですが、前回の万博のように各国が国力を競うように巨大なパビリオンを建造し、将来はこのように便利で素晴らしい生活ができるのですよ!という感じでもなさそうです。
今年公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」という映画がありました。
物語のほとんどがバーチャルリアリティー(仮想現実)の中で進行するとても面白い作品でした。
7年後にはVRの技術も格段に進歩するでしょうから、建物や展示物のほとんどはもっと簡素化された高機能のゴーグルの中の映像にだけ存在するものになるかもしれません。
となればわざわざ会場の夢洲に足を運び猛暑の中長時間並んでという必要もなく、自宅で好きな時間に万博を体験することも可能になるのでしょうか。
しかしこうなると東京オリンピックに続いて特需を期待する土木建築関係にとっては迷惑な話となりますか。
近未来の大規模なイベントは、大変な思いをしてもやっぱり行ってよかったという内容にしなければ人が集まらなくなる時代になりそうです。
さて話は変わりますが、7年後の自分の年齢を考えませんでしたか?私の場合もそれを考えるとちょっとゾっとしたのですが、まぁ今の鶴瓶さんやテリーさんの年齢になるのだと考えれば、まだまだやんちゃでいられるのかなとも思いました。
それまでお互いに健康でいたものです。
そんな私は先週の金曜日、番組のために夜中に起き出して寝ぼけたなかでマイボトル用にお湯を沸かして紅茶を入れましたが、スタジオでいざ飲もうとしたらしょっぱくて飲めたものではありませんでした。
そうです。塩と砂糖を間違えて入れたのですね。
7年後、大丈夫なのか?俺……

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