9月6日未明に発生した最大震度7の地震は「北道胆振東部地震」と名付けられました。
すでに出社していた私はたまたま録音だった新内眞衣さんの番組に割り込んで地震の情報をお伝えしました。
気象庁からの第一報で入ってきた胆振地方(いぶり)の読み方や、どのあたりの地域なのかがなかなかイメージできず、勉強不足が露呈しました。
北海道には総合振興局と呼ばれる行政上の地域の呼び方があり、基本的には気象情報でしか目にすることがなかったのです。
後志(しりべし)、渡島(おしま)、そして胆振は要注意の地域でしたが、これを機会に再度確認いたします。
今回は全道に渡る停電が発生したことで、電力供給はかなり危ういバランスの元に成り立っていることも分かりました。
また沿岸部だけではなく内陸部でも液状化現象が起こることも痛感しました。
地震、台風、火山の噴火からはどうしても逃れられない日本に住む以上、これらのことがいついかなる所で発生してもおかしくない事を、改めて突き付けられた平成最後の夏でした。
度重なる自然災害の中で、それでも日々の暮らしをなんとか送りながら何万年にもわたって私たちの祖先は生き抜いて来たのかと思うと、今の自分がこの世に存在することは奇跡のようにも思えます。
金曜日には写真家橘蓮二さんプロデュース公演「見台と釈台」では講談師神田松之丞さんの熱量の高い「中村仲蔵」に圧倒されました。
受けて立つ笑福亭鶴瓶さんは、客席に広がる松之丞さんの講談の熱を鶴瓶噺で徐々に鶴瓶ワールドに変化させながら「妾馬」に入っていくという匠の技も堪能しました。
土曜日には盟友松本秀夫アナウンサーとのトークショーを2時間、ネットでの配信も交えて築地の「スポーツ居酒屋おかだ」で開催しました。
この二人会は「松之丞」ならぬ「松の上(じょう)」と名付けられ、今後とも続けていきたいと改めて思った次第です。
たまさか今回は台風、地震の大きな被害を受けることがなかった都心の状況に感謝しつつの金曜、土曜ではありましたが、それがいつまでも続くことを心から願いつつ「明日は我が身」なのだという思いが募る夜でもありました。
今回の台風と地震によって多大なる被害を受けた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

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