去年の8月31日は古巣のニッポン放送を卒業した日でした。
あれから1年後の31日は「尿道拡張手術」を終えて退院の日となりました。
予定では退社してちょうど1年という日に 拙著「定年ラジオ」のサイン会を華々しく行うはずだったのに……
しかし現実は入院の荷物をガラガラ引きずりながら炎天下の中もっちーさんとケムケムさんの「金曜ブラボー。」を聴きながら自宅に帰るという、相も変わらずお間抜けな人生模様でありました。
「あさぼらけ」を担当していただいたくり万太郎先輩と「金ブラ。」の煙山アナウンサーには心より感謝申し上げます。
入院中にこのような本を読みました。

グリコ・森永事件をモチーフにした「罪の声」が大ベストセラーになった元新聞記者の塩田武士さんの新作「歪んだ波紋」(講談社)は、はじめは短編集かと思いきや、地方紙の記者やテレビ局員、そしてネットで独自のニュースを配信する人々が絡み合った、ジャーナリズムの今をまさに描いた骨太な作品でした。
また三才ブックスの編集者、梅田さんが差し入れしてくれた「あ、これおいしい!の言い換え力」は、帯にある通り美味しい味を「おいしい」以外の言葉でどう伝えるかを徹底的に追求した本です。
日本酒、ワイン、コーヒー、チョコレート、ラーメン、カレーなどを例にどのような味の表現をすればよいか、言葉に携わる端くれとして大変に参考になりました。
まぁ塩気のない入院食を食べる身でしたから、悶絶するほどラーメンと日本酒が恋しくなり困りましたけれど……
このように毎日たくさんの本が出版される中で、ひっそりと「定年ラジオ」が増刷になりました。
これもひとえに本屋さんに足を運んだり、ネットで購入していただいた皆さんのおかげです。ありがとうございます!
さて、「定年ラジオ」のトーク&サイン会が9月28日(金)19時から東京駅近くの八重洲ブックセンターで行われることになりました。
「定年ラジオ」を八重洲ブックセンターで購入していただいた方に限るという条件があり、定員は80名です。
事前に八重洲ブックセンターで参加券を入手していただくか、直接八重洲ブックセンターに電話をして予約を入れていただくか、当日本を買っていただくという方法があります。
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日時
2018年9月28日(金)19:00~(開場18:30)
会場
本店 8F ギャラリー
募集人員
80名(お申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
1階カウンターでご参加希望の方に参加券をお渡しいたします。
参加券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。
また、お電話によるお申込みも承ります。(電話番号:03-3281-8201)
※当日、開演時間までに、8階カウンターにて書籍代金をお支払いいただき、ご入場ください。
書籍はサイン入りのものを上柳さんから参加券と引き換えにお渡しいたします。
ご希望の方には、その場でお客様のお名前も入ります。
▼参加対象書籍『定年ラジオ』(本体価格1300円)
主催
主催:八重洲ブックセンター 協賛:三才ブックス
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詳しいことは「八重洲ブックセンター」HPから「イベント」に入って私の顔をクリックしてください!
なんだよ!もう別の店で買っちゃったよ!という方には、別途サイン会を開ければと考えております。
「あさぼらけ」やこの「ラジオの人」またはツイッター
「#あさぼら」で随時お伝えいたします。
そりゃ本に係わってくださった多くの方々のためにも、売れるに越したことはないのですが、サイン会でリスナーの方々にお会いしたいという気持ちがあるもので、多方面にお願いをしようと思っています!

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