先週は「加計学園」問題で、ついに文部科学省の前事務次官の前川氏の会見がありました。
その翌日の読売新聞と産経新聞の取り上げ方と朝日新聞、毎日新聞のそれがかなり違っていたのでその両方をざっくりと番組で紹介しました。
読売で興味深かったのが、獣医師の数は足りないという事実があるので、国家戦略特区で規制緩和をして今治に定員160名の獣医学部を新設することは理にかなっているという記事でした。
また出会い系バーに行ったのは貧困の格差の問題の調査と前川氏が言うのは言い訳であるという教育評論家のコメントも載せていました。
一方で朝日には前川氏の記者会見から、本来は京都産業大学に獣医学部か設置されてもおかしくないのに「総理の意向」があって今治になったという流れを様々に取り上げていました。
出会い系バーに関しては事実のみを掲載していました。
リスナーの方々は「どっちが正しいのかねぇ。」「どっちにせよフェアにやって欲しいよねぇ」という感想のようですが、中には読売を紹介したことに関して「お前は安倍総理の方を持つのか!だからフジサンケイグループのお前は云々!」という怒りにまかせたご意見もいただきました。(ちなみにニッポン放送はフジサンケイグループではありますが、だからと言って産経の論調で語れといわれることはありません。またスワローズを応援しているのも私がフジサンケイグループに所属しているからではありません。蛇足でした……)
また朝日を紹介すると「朝日のデマ記事を紹介するとは呆れたもんだ。だからマスゴミ(マスコミではありません)はだめなんだ!」という意見も届きます。
ということで先週は両極の論調の強い方から非難されてしまいましたが、この複雑に様々が事が絡み合った世の中で白黒をはっきりとさせるのはなかなか難しいと思っています。
まして新聞各紙に目を通し、いろいろな番組に登場するコメンテーターの意見をなんとなく聞き、ネットで専門家的な方々の意見をチラチラと読むにつれ、そのたびに「そういう見方があるのかぁ」とか「なるほどそんな事実があるんだぁ」と私の頭の中は右から左へお騒動であります。
だったらどちらかのポジションに身を委ねてしまう方が楽だとは思うのですが、生来の「へそ曲がり的」「本当にそうなの?」的性格が、それを邪魔するのですねぇ。
その割には、世の中の大きな流れには意外と簡単に流される側面も持っているのです。
「こういう奴が、本当は危ないんだよ」といつも自分を戒めながらマイクに向かっています……というほど余裕もないんですが。
いずれにせよできるだけ、こういう意見とこういう意見があるということをできるだけ紹介をすることを続けていきたいと思います。
しかし朝の5時台に怒りの感情そのままにスマホやキーボードに打ち込むパワーには関心するところもありますが……
ちなみに獣医さんの数に関しては、ペットの獣医さんは多すぎるとこともあるが、家畜や実験用の動物の獣医さんは足りないというメールを数名の方からいただきました。
また獣医を増やすより家畜の獣医さんの待遇改善が先だという意見もいただきました。
と書いているうちに北朝鮮がまたまたミサイル発射のニュースが入って来ました。
何か時期を計算して打ち上げているの?それともまさに感情のおもむくままにやっているの?サイバー攻撃で打ち上げを失敗させたという話はどうなったの?怒っている中国はどう対応するの?Jアラーとってどうなの?
拉致被害者のご家族の方々のお気持ちを考えると、本当に胸が痛み怒りが込み上げてくるニュースですが、明日もまたあたふたしながら紹介することになるのでしょう。

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