元フジテレビアナウンサーの小島奈津子さんが、初めてニッポン放送で番組を担当した際、カメラもお客さんもいないスタジオでマイクに向かってどうやってしゃべったらいいものやらと相談を受けたことがあります。
私は「ラジオって留守電に要件を吹き込むことに似ていると思います」と答えました。
留守電のメッセージは、伝える相手に合わせて話し方やトーンを変えると思います。つまりはこのメッセージを聴いている相手を想像しながらしゃべっているという事です。
ラジオでしゃべる行為はこれに似ていて、電波が届く先の方々を想像すると楽しいかもしれませんとアドバイスしましたが、小島さんよりも私のほうが「我ながらうまいことを言うもんだ」とすっかり自分に酔ってしまった記憶があります。
今週の「あさぼらけ」のお客様は、「オールナイトニッポンミュージック10」で毎晩、留守電を吹き込むように生放送でおしゃべりをしている?森山良子さん(14日)、名取裕子さん(15日)、鈴木杏樹さん(16日)斉藤由貴さん(17日)をお迎えし、留守番電話の想い出もお聴きいたします。
そして番組からのプレゼントは、5月26日に開催された伊勢志摩サミット初日のワーキングランチの乾杯酒に選ばれた三重県鈴鹿市の清水清三郎商店の日本酒、「作(ざく)智(さとり) 純米大吟醸 滴取り」に出来ないかと、日本酒のスペシャリスト「はせがわ酒店」さんにご相談したところ、今のところ在庫がないとのお返事でした。
サミットで選ばれるとはこういうことなのですねぇ……
しかしながら「作 プロトタイプH 直汲み純米原酒」ならなんとか5本確保できそうですとも言っていただき、いやもう本当にありがとうございます!となりました。
このお酒は、搾りたての「作 穂乃智(ほのとも)」という純米酒を一旦タンクに貯蔵せず、直接瓶詰にしたお酒です。搾ったばかりなので炭酸ガスを含む最近人気の微発泡の日本酒です。
ネットには「果汁のようなみずみずしい甘みの向こうに、骨太の酸味とコクがしっかりと存在あい。さわやかな印象」とか「青リンゴや桃を思わせるフルーティーで美しい香り」「爽やかで瑞々しい甘み・しっかりとした味わい」と様々な感想が寄せられています。
「はせがわ酒店」さんに教えていただき「作」は飲んだことはありますし、そのおいしさはよく知ってはいますが、今回の「作 プロトタイプH」は未経験です。
飲んでくださいね!と番組で言っておきながら、誰よりも飲んでみたいのは明らかにパーソナリティ本人であることは間違いありません。当たった人……いいなぁ。
「作 プロトタイプH」は今、「はせがわ酒店」の倉庫の冷蔵室でいま静かにその出番を待っているのです。
あっ!どうやったらもらえるかということですが、朝4時半から6時までのニッポン放送「あさぼらけ」をお聴きになっていただければ詳しいことなどをそちらで!

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