上柳昌彦 ラジオの人

2016.03.07

タイヤに感謝

動画で商品を体験しながら紹介をする仕事が続いています。今回はタイヤでした。

ブリヂストンタイヤのレグノブランドから軽自動車用タイヤが発売になったと聞き試乗してきました。名前はGR-Leggeraです。

何故レグノに軽自動車用が登場したのか。それにはこのような理由があるのです。

私の世代以上になると、子育ても終わり車も軽自動車でいいのではないかと普通自動車から乗り換える人が多いそうです。確かに値段も維持費も安い。さらに軽自動車のデザインも性能も各段位アップしていますからねぇ。

しかしユーザーはいざ乗り換えても軽自動車にも普通車なみの車内音と乗り心地と操作性を求めるそうです。

そこで登場するのがレグノブランドの軽自動車用タイヤという訳ですが、今回は今までのタイヤとGR-Leggeraの乗り比べをするという企画でした。

普通のタイヤで走行した後にタイヤをGR-Leggeraに履き替えてその違いをリポートするわけですが、ここで心配だったのが、素人の私にその微細な違いがはたしてわかるのだろうかという事です。

わかりませんねぇと言えるわけもなく、いやーぁ全然違いますねぇと偽りの感想をいうのも開発者とユーザーの皆様に失礼なことですし、こりゃちょっと困った事になったなぁと正直思いました。

豊洲の新市場界隈をそれぞれ何週も走った結果については、動画が完成する予定の3月10日を楽しみにしていただきたいのですが、私の最後の感想は「私たちはタイヤにもっと感謝しなければならない!」という事でした。

1本のタイヤはハガキ1枚分ほどの面積で車の重量を支えていると聞いたことがありますが、そのタイヤを代えることでこんなにも走行音が静かになり乗り心地が変わるのかと思いました。

特に走行音に関しては、是非一度タイヤのパンフレットを読んでいただきたいですねぇ。タイヤに刻まれた溝、いわゆるトレッドパターンの一つ一つに深い意味があることがそこには書かれています。

今回も開発者の方々のそれぞれの「プロジェクトX」を激しく感じたのであります。(たとえがちょっと古いけど……)