弊社にとって高校野球は基本的に裏番組になるので、ありゃまぁ盛り上がっているけれど、ちょっと困ってしまったなぁということはよくあります。
とはいえ、この暑さの中での白熱した試合には釘付けになってしまいます。
そりゃ「高温情報」というテロップが出される画面の中で野球をやっているのはどうなんだとは思いますが、彼らはリトルリーグなどの頃から、ずっと炎天下で試合や練習をしてきたので慣れてはいるのでしょう。
現に、よせばいいのに午前中から30度を超える中、河川敷をジョギングしていると、そここのグランドで小学生から高校生までが練習しているのをを見かけますもの。
高校生は3年が引退して新チームが練習試合をやっています。高校野球は甲子園だけではないのですねぇ。
子どもとTVで甲子園を見ていて気付いたのですが、選手たちの下の名前が読めない。「うん?イツヤ?ジュヤ?キヤ?もしかしてジュリヤ?」という具合です。漢字一文字も多いですねぇ。家人いわく「キラキラネーム世代なのよ」とのこと。
さて前回、母は神戸大空襲を経験していると書きました。
戦後母は兵庫県立芦屋高校に進みます。芦屋高校は戦後まもなくに野球部が創設、その後1951年から53年にかけて春夏の甲子園に出場しています。
ですから母は在学中に甲子園に母校の応援に行っていますし、卒業2年後には夏の甲子園での優勝をスタンドで体験しています。まったくもってうらやましい話です。
チームには後に立教大学野球部で長嶋さん杉浦さんと立大三羽ガラスと言われ、阪急と阪神で活躍した本屋敷選手もいました。
母の家には野球部員たちがよくご飯を食べに来ていたと言っていました。家族ぐるみでの応援です。戦後、母には母のきらめくような青春時代があったのです。

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