上柳昌彦 ラジオの人

2015.08.06

聖バルナバ病院

先日、58歳の誕生日を迎えました。大阪の天王寺にある聖バルナバ病院で夜中の3時に生まれたそうです。クーラーのない時代ですから母も大変だったことでしょう。

昨年、出張のついでに病院を訪ねると8年ほど前に建て替えられていてきれいな建物になっていましたが、歴史をふり返るコーナーには昭和30年代半ばまで使われていた新生児を計る体重計が展示してありました。

体重計というより秤(はかり)という風情で赤ちゃんを乗せるところは籐でできた籠であるところに時代を感じましたねぇ。

生まれた時、祖母に「まぁフランク永井にそっくりねぇ」と言われた私もそこに乗せられていたのかもしれません。

とにもかくにもここまで健康に過ごすことができた体に生んでくれた親にただただ感謝であります。

自分の誕生日が過ぎ、高校野球が始まり、そして6日、9日、15日。夏はあっという間に過ぎ去ってゆきます。夏生まれの夏好きとしては、早くもこの時期になると夏を惜しむような気持ちになるのです。

まして花火なんぞを見てしまうと、何もできなかった夏が愛おしくて仕方がありません。

「お前、感傷に浸るのはいいけれど、この異常な暑さをなんとかしろや!」という声が聞こえそうではありますが……

ということで、暑中お見舞い申し上げます!