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2022.04.08

【!画像アリ!】海の掃除屋オオグソクムシを食べてきた!!

内田雄基のおもかじいっぱい

このブログを開いて頂いた方、本当にありがとうございます。

 

春になり、付き合いの長い花粉症に悩まされている

ニッポン放送アナウンサーの内田(うちた)雄基です。

 

私が、度々出演しています。平日朝6:00からニッポン放送でお送りしている「飯田浩司のOK!Cozy Up!」。

2月23日(水・祝)にパーソナリティーの飯田浩司アナウンサーがお休みで、先輩の新行市佳アナウンサーと共に、「新行市佳のOK!Cozy Up!」をお送りいたしました。

 

そちらのオープニングにて新行アナウンサーと共に「深海生物」についてお話させて頂きました!

 

私は、元々大学での専攻が船舶や深海の研究で、深海そのものに興味を持っていたのですが、「深海生物」は、完全に趣味として学生時代に好きになりました!

 

放送でも、私の好きな深海生物たちの話をさせて頂いたのですが、一つだけ私の心に引っかかるやりとりがありました。

 

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新行アナウンサー「(オオグソクムシって)どんな味がするんですかね?」

内田「いやあ食べたことはないのですけれども…」

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私は、自分に失望しました。

 

オオグソクムシとは、深海に棲む甲殻類の一種で、見た目は白く、ダンゴムシを大きくしたようなフォルムが特徴です。体長は10㎝強、雑食性で、水中の有機物は基本的に何でも食べます。(何でもというのは、何でもです。)ですので、別名、海の掃除屋とも呼ばれています。

 

(この先オオグソクムシの写真が出てきます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓こんな見た目です。

提供:サンシャイン水族館

 

私は、オオグソクムシは深海生物の中でも、5本の指に入るほど好きな生き物なのですが、オオグソクムシを食べたことがありませんでした。

 

オオグソクムシは、勿論ポピュラーな食材ではありません。でも、食べる方法はいくつかあるんです!

 

深海生物好きを語っておきながら、オオグソクムシを食べたことがなく、その味をお伝えすることが出来なかった自分自身に失望したのです。

 

放送の最中も、頭の片隅に“食べてこなかった”自分への情けなさがありました。

深海ファンそしてグソクムシファン失格です。

 

“今すぐ食べに行かなければいけない。”

 

放送が終わると、私は直ぐに、ある場所に向かいました。

それは、渋谷。

 

「渋谷??ナゼ??」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

でも私はそこにオオグソクムシがいることを知っていました。

 

渋谷のPARCOの地下1F、「鳥獣虫居酒屋 米とサーカス」というお店があります。

コチラのお店は、ジビエや昆虫など、珍しい食材の先入観を捨てて美味しく楽しむことを目指しています。

(自撮りになれていないので、真顔になってしまっています(-_-;))

 

米とサーカスに到着するとお昼をかなり過ぎていましたが、先客が3組(男性2人組と、男女のペアが2組)いました!

特に昆虫は今、SDGsの観点からも大注目ですから常にお客さんが店内にはいます!

 

私は奥のカウンター席に座り、

メニュー表を開くと目当てのモノを見つけました。

「オオグソクムシの姿揚げを一つお願いします。」

 

そして運ばれてきた料理がこちらです。

 

見た目はオオグソクムシそのまま。

かなりスパイシーな見た目です。

「レモンかけて食べてもおいしいよ」とお店の方。

 

では、頂きます。

バリバリバリ

 

ん?カリカリで香ばしいな!

ボリュームのあるエビフライのエビのしっぽを食べている感じ…

飲み込むと、シャコとかに近い独特のコクがあり、甲殻類独特の香りが鼻を抜けます。

普通に、美味しい!!!

 

意外にも癖がなく、食べやすいので、嫌いな人は少ない食材だと思いました!!

 

一匹丸々食べるとかなり満足。お腹いっぱい。

 

これが、オオグソクムシ、、、美味しかった、、、

 

ご覧の皆さんは、どうでしょう。興味を惹かれましたか??          

ご興味のある方はぜひ「米とサーカス」へ!

詳しくはコチラ↓

https://asia-tokyo-world.com/store/kome-to-circus-parco/

 

私個人としましては、正直見た目もかなりインパクトがあるので、その時点でうーんという方もいらっしゃるかなと思っています。

 

そういった方には、このようなオオグソクムシ料理もあります!

東京の池袋にあるサンシャイン水族館が販売している、レトルトカレー「辛海カレー」!!

オオグソクムシを粉末にしてカレーにしています!

(実際に作ってみた写真)

 

味はその名の通りそこそこ辛くて、痺れるタイプの辛さです。

オオグソクムシは粉末にしているといいましたが、そこそこ粒が大きいので、よく噛むと「お、これがグソクムシだな!」と食感で分かります!

オオグソクムシが入っていることで、甲殻類の香りが加わってとっても美味しかったですよー!!(オオグソクムシは、加熱するといい香りがするんだなあ)

そして今、サンシャイン水族館では、

美味しくてすごい生き物展~美食奇食珍食生物図鑑~

という特別展が開催されています。(私も行ってきました!)

この特別展は、食をテーマに、

意外と知られていないあの食品に使われている生き物や、何も知らずに食べると危険な生き物、普段は食べる機会がないような珍食について、エピソードと共に、実際に生き物を展示して解説しています。

この中で生きたオオグソクムシが展示されています!

生体と合わせて、私が食べた素揚げのオオグソクムシや、漁師の方がおススメする“煙突焼き”という調理をしたオオグソクムシを実際に食べた飼育スタッフの方のレポートがあります!

 

コチラのレポートでは素揚げよりも煙突焼きの方が、飼育スタッフの方の評価が高かったので、いつか食べに行きたいと思います!

 

その他にもタランチュラやカイコガなど、日本の食卓には並ばないような生き物たちを食べたレポートも観ることが出来ます。

 

飼育スタッフの方は「普段食べる事のない生き物たちを食べることで、改めて毎日当たり前のように食べている命を考えるきっかけにして欲しい!」という考えでこの展示会を企画したそうです。

 

少しニッチな内容ですが、ゆっくりと楽しめる特別展でした!

是非、この特別展も併せてチェックしてみてください!

 

サンシャイン水族館 特別展

「美味しくてすごい生き物展~美食奇食珍食生物図鑑~」

3月18日(金)~7月10日(日)

詳しくはコチラ↓

https://sunshinecity.jp/file/aquarium/oishikute_sugoi/

 

 

今回は内田の「オオグソクムシ」実食レポートをお読みいただきました。

ありがとうございます。

 

私は、オオグソクムシから「なんでも体験しないと、分からないゾ!」と教訓を貰いました。

これからも能動的に動けるアナウンサーでありたいと思いました。

 

今まで、関心はなかったけれど深海生物に少しでも興味を持った方、オオグソクムシを食べてみたいと思った方は、ちょっと足をのばしてみませんか??

 

そして、内田に興味を持った方は、ちょっとだけ内田のラジオで喋っているところを聴いてみてください!

提供:サンシャイン水族館

 

(ちなみに、取材の中で、「珍しい海の食材でいうと夏はイソギンチャクやヒトデがうまい」という情報を手に入れたので、次回はそのあたりを探して食べに行こうかな…なんて考えています…)

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