特殊詐欺撲滅キャンペーン

2024.07.23

最新の投資詐欺、その実態とは?

◎投資詐欺の中でも多い「なりすまし詐欺」

IT詐欺に続き、「投資詐欺」の被害も近年急増しています。その中でもとくに目立つのが、『なりすまし詐欺』です。著名人の名前を語り、まとまった資金持つ人や、老後資金に不安がある50代・60代の方々が被害にあいやすい実態があります。

番組コメンテーターでお馴染み、経済アナリスト・森永卓郎氏は、この『なりすまし詐欺』の中で最も名前を使われる著名人なんだとか……!

◎なりすまし詐欺の手口

著名な経済評論家などの名を語るウェブ広告を経由し、同氏を装った人物らと交流アプリ「LINE」を通じてやりとりします。

その中で「金や原油取引をすれば多額の利益が得られる」と勧誘され、紹介された投資先に資金を振り込むと、指定のアプリで架空の利益が表示されます。

これにより、この取引が本物だと信じ、次々に投資を続けてしまうことで、知らぬ間に被害額が膨れ上がっている事態に陥いります。

◎なりすまし詐欺から身を守るには?

「サクラ」に注意!
経済アナリスト・森永康平氏によると、なりすまし詐欺の中で使われるLINEグループのメンバーは、ほとんどが「サクラ(おとり)」であると言います。「儲かった!」などの嘘の体験談を語り合う様子を見ることで、取引が本物だと信じやすくなると語りました。
さらに信じ込ませるために、「森永卓郎の自動車免許証」「森永卓郎のボイスメッセージ」など、巧妙に作りこまれたディープフェイクを送る手口も流行しているとのこと。
 「著名人には会えないから、信じやすい」という心理につけ込んだ手口と言えます。

なりすまし詐欺の二次被害
森永卓郎氏、康平氏は「良かれと思って投資のために家族の貯金に手を出したり、知人から借金をしたりすると、人間関係が壊れてしまう」と述べたうえで、「ただお金がなくなるだけでないことに留意してください」と語りました。

 

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