スルミ presents トップジャム

  • TOP
  • ブログ一覧
  • #3【フォーリンデブはっしーさん】会社員時代の挫折から救ってくれ...
2024.11.11

#3【フォーリンデブはっしーさん】会社員時代の挫折から救ってくれた、あのラーメン

10月3日からスタートした新番組『スルミ presents トップジャム』。番組タイトルには、「ビジネスの“トップ”が、ラジオで“ジャム”る(トークセッションする)」という意味が込められています。毎回、各界で活躍する多彩な方をゲストにお迎えし、新たなビジネスシーンを紹介しています。

3回目を迎えた11月7日の放送には、グルメエンターテイナー・フォーリンデブはっしーさんこと、橋本陽(あきら)さんが登場です。

どんなお話が聴けるでしょうか。おすすめのお店情報も飛び出すかもしれません!?

福田:この時期、食欲の秋と言われるわけですが、本当に、「食欲の秋」一択の方ですね。

石塚:全国の美味しいものを知り尽くしたはっしーさんですからね。これまでの経歴、どのように歩んできたのか気になりますよね。「食」と言ってもいろんなものがありますが、はっしーさんに関しては「美味しい食」に特化されているので、そのあたりのことも聞いていきたいと思います。

福田:ご自身で知るだけじゃなくてそれを広めたり、それをまた広めるお手伝いをしたりといろいろな食に関してビジネスのトップを走ってらっしゃるなという印象もありますので、詳しくお話伺っていきましょう。

さて今日はグルメの話ももちろん伺いたいんですけれども、まずはビジネスの話題ということでプロフィールを紹介して参ります。

広告代理店に勤めるかたわら、自腹で食べ歩きを重ねて巡ったお店の数は1万軒以上。「お肉博士」と「お米ソムリエ」の資格を持ち、食にまつわる企画のプロデュースもされてきました。2020年4月に独立し、現在はグルメエンターテイナーとして、食に関する発信を続けています。

はっしー:どちらもちゃんとした団体がやっておりまして、お肉博士の方は「食肉検定」、その1級、通称「お肉博士」というものです。「お米ソムリエ」は、米食味(こめしょくみ)鑑定士といって、毎年の新米の出来を評価、鑑定できるという資格になっております。食べて品種を当てる、というものですね。これは難しかったですね。

福田:グルメエンターテイナーとして活躍されているはっしーさんですが、広告代理店で勤めながら、この道に進んでいったという形ですよね。学生時代から食に興味があったんですか?

はっしー:元々、体育会柔道部だったので、食べることは大好きで。でも就職したときは、食を仕事にしたいとは全然思っていなかったんですね。

広告代理店に入社して、新入社員のときにちょっと挫折したんですよ。職場環境も合わず、なんでこういう仕事をしてるのかなって。

僕、名古屋配属だったんですけれども、そんな時にたまたま大学時代の同級生が名古屋に来ていて、「味仙」(みせん)に行ったんですね。

福田:辛いラーメンの?

はっしー:そうです、台湾ラーメンの。名古屋出身の方にとってはソウルフードのひとつと言うぐらいのお店なんですけど、食べてみたら本当に辛くてニンニクが強くて……。それまで元気がなかったのに、みんながどんどん笑顔になれるような美味しい料理だったんですよね。

それでそのときに感じたのは、美味しいご飯って、無条件で人を応援してくれるパワーがあるなと思ったんです。当時の自分のように人生もがいてる人を含めて、より多くの人に食を通じて元気になってもらえたらな、というところがターニングポイントです。

石塚:深いですねー。2020年の4月に独立されたということなんですけれど、コロナ真っ只中だったじゃないですか。そのときに独立を決められたのは、どうしてだったんですか?

はっしー:当時、グルメブロガーとして活動しながらも広告代理店の社員として働いていたんですが、会社から食の知見スキルがあるならそれを仕事に生かしてみないか、と。当時の営業職からプランナーと企画部門に移り、そこでいろんな食の企画を手がけていたんです。

そういった意味ではすごい充実していたんですけれども、最後の上司に、広告代理店っていうのはオールジャンルで仕事をしてるから食のスペシャリストじゃなくて、ゼネラリストになれって言われたんですよ。

最後の方に担当していた洗剤の仕事でクライアントの担当者がたまたま自分のファンでいてくださっていたんですが、打ち合わせでは食の話じゃなくて洗剤の話になるんですね。そこにもどかしさを感じて、食のスペシャリストになるべく、独立したっていう感じです。

コロナとは関係なく辞めることを決意していました。2020年3月末で退社したので、ちょうど初めてのステイホーム期間中だったんですよね。最後の挨拶回りもできない状況でした。でも、飲食店がコロナで苦しんでるときこそ応援する価値があると思って、飲食店のテイクアウトやお取り寄せグルメとかそういった支援をしながら、貢献できる環境になったっていうのは個人的にはポジティブに受け止めてます。

福田:しっかり使命感を持って、食と向き合っているんですね。そんな中で、いろいろお店を見てこられてると思うんですけれども、やっぱり続くお店、すぐ終わってしまうお店は、分かったりするものですか?

はっしー:必ずしも美味しさだけじゃなくて、お店の打ち出し方、ブランディング、そしてもちろん接客だとか価格帯、総トータルでお店って決まってくるんですよね。だからね、なかなか難しいところありますけどね。

でもここはもったいないな、これがこうだったら絶対繁盛するのにな、みたいなお店はたくさんありますね。

石塚:ちなみに、今まで行った中で一番美味しかったところってどこですか?

はっしー:僕、焼肉が一番得意ジャンルなんですけれども、一番好きなのは八王子市小宮にある「大幸園本店」です。立川にもあるんですけど、この小宮が本店で。これはもう別格でしたね。

福田:特に何がいいんですか?

はっしー:昔ながらの町焼肉なんですけれども、その肉質、カット、そしてお店の接客も含めて、僕トータルで気に入ってるので、第2の故郷って呼んでるんですよ。

80、90歳ぐらいの女将さんが「よく来たねはっしーさん」とか言って、僕が日本一だと思うチャンジャを出してくれます。

もちろん、牛タンとかロースとかハラミも美味しいんですけど、ミノが圧倒的に違うんですよ。普通はザクザクとしたような食感ですけど、そのお店は超厚切りで、まず噛むと「パツン」と弾けるんですよ。はじけた後にザクザクと、しかも歯切れよく、口の中でほぐれていくっていう、あの食感のハツはここでしか味わったことないですね。

福田:今すぐ食べたい! 美味しそうだなー。

それだけ魅了される食事をたくさん知ってらっしゃるはっしーさんだからこそ、プロデュース業もたくさんされているじゃないですか。どういったことを心がけてプロデュースされているんですか?

はっしー:結局はお客さんが笑顔になれるかどうかっていうところがかなり重要だと思うので、自分のエゴが出るようなコラボはしないようにしています。前提として、実は自分はPR投稿みたいのを受けてないんですよ。

PR投稿は常識みたいなところもあるんですが、全部断りますし、レセプションとかも全部行きません。自腹で食べ歩いて生声を発信するからこそ、やっぱり信頼してもらえるのかなっていうふうに思っていて。

ただ、そうは言ってもやっぱりお店を応援する手段とかコラボする手段っていうのはいろいろ作っていかなきゃいけないなと。そう思っているなかで、一緒にコラボメニューを作ったり、一緒にイベントをやったりすることで、例えばコラボメニューなら自分がこのお店の良さをこう引き出して、自分なりのアイデアも加えて。だからこそ自信を持っておすすめしてるんだよ、という打ち出し方にする。そうすると見ている人も、はっしーさんが関わってるからこそちゃんとおすすめしてるんだな、って納得感もあるじゃないですか。

福田:いろんな方を巻き込んで、本当に美味しいものを発信されているはっしーさんでした。

人を笑顔にしたり幸せにするという考えに基づいてるからこそ、ビジネスの根幹も楽しいイベントや商品に繋がってるんだなっていうのをすごく感じましたね。

皆さんもいろいろ感じられたんじゃないでしょうか?次回はどんなゲストが来るのか、ぜひお楽しみに。

最新番組ブログ
  • surumiHPリンク
パーソナリティ
  • 福田典子
    福田典子
    福田典子

    福田典子

    1991年生まれ。株式会社SCOグループ広報・COC兼アナウンサー。
    2013年立教大学経営学部を卒業後、RKB毎日放送入社。情報番組やスポーツ番組を担当し、福岡ソフトバンクホークス番リポーターとして活躍。2016年テレビ東京に中途入社。「モヤモヤさまぁ〜ず2」の3代目アシスタントに抜擢。そのほか主な担当番組は「よじごじDays」「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」等。野球、ゴルフ、卓球、フィギュアスケート、柔道、競輪、ソフトボールなどスポーツ中継の経験を生かし、リオ、平昌、東京と3大会のオリンピック報道にも携わった。2024年3月末日にテレビ東京を退職し、フリーアナウンサーとしても活動する。一児の母。

パートナー
  • 株式会社スルミ 代表取締役CEO 石塚つばさ
    株式会社スルミ 代表取締役CEO 石塚つばさ
    株式会社スルミ 代表取締役CEO 石塚つばさ

    株式会社スルミ 代表取締役CEO 石塚つばさ

    日本大学大学院法学研究科知的財産専攻博士前期課程修了。
    経営者の祖父の影響を受け大学在学中である2020年に株式会社スルミを創業。
    女性活躍支援、DX人材の育成および生成AIのプロダクト開発やコンサルティングを行っている。
    大学在学中に芸能活動を経て、ミスワールド・ミスユニバースなど
    世界的ミスコンのファイナリストとしてSDGsをテーマに世界に向けて発信し受賞歴もある。
    青年版ダボス会議”One Young World"Manchester Summit2022および
    ILS TOP100スタートアップにも選出された。一般社団法人生成AI普及活用協会
    (GUGA)執行委員、一般社団法人デジタルサロン協会 理事、日経xwomanアンバサダー、
    NewsPicksプロピッカー、TSUTAYA「Discover us」コラムニストなども務める。