スルミ presents トップジャム

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2024.10.10

#1【鈴木おさむさん】トップジャム初回放送!社長の根性を見抜くカギは飲み会?!

10/3(木)からスタートした新番組『スルミ presents トップジャム』は、
「ビジネスの“トップ”(会社のトップという意味で)が、ラジオで“ジャム”る(トークセッションする)番組」です。

初回放送はいかがでしたか?

第1回目のゲストには、元放送作家、現在は「スタートアップファクトリー」で代表を務める鈴木おさむさんをお迎えしました!
『SMAP×SMAP』『ココリコミラクルタイプ』など数々の人気番組のほか、
脚本家としては『人にやさしく』『M 愛すべき人がいて』、最近では『極悪女王』などヒット作を連発しましたが、
今年3月に放送作家・文筆家の仕事から引退を宣言。7月からtoC向けのファンド「スタートアップファクトリー」で代表を務め、本格始動されています。

 

福田:まず、「スタートアップファクトリー」では、どんなことをやられているのか教えてください。

鈴木:「自分が代表となっていろんなLPから出資いただいてお金を集めました。最初は10億円ぐらい目指してたんですけど、おかげさまで20億ぐらい集まりまして。それを今度は僕が若手起業家、お客様に対して商売しているtoCの人たちに向け、僕がお金をベットしています。ただ、それだけじゃなくて、僕の場合はアイデアを出して一緒にビジネスを育てていくって感じですかね。テレビ番組を育ててきたのと同じように」

福田:「toB」向けではないのはなぜでしょうか。

鈴木:「単純に僕は投資家ではないので。でも、テレビで起きている外食産業のブームは自分が作った自負があります。そこで『toC向けビジネスでエンタメ』って言われたときに、投資家と言われてる人たちの中でも、自分はエンタメとくにtoCに関しては意外と目が利くんじゃないかなっていう。このあたりのことに関しては弱点も、逆に言うと『これもいいかも』っていうのがわかるのは自分のメリットかもしれないですね。
あと結局、toC向けのものはたくさんあるけど、ファンドからなかなかお金を出してもらえず、個人のエンジェルといわれる人たちからお金を集めているのが実情です。だから僕みたいな人が出ることで、もっとtoCに注目しようよ、ってなるといいと思います」

福田:つばささんは出資を受ける側の立場ですが、そうするとやっぱりおさむさんみたいな存在が出てきたって大きいですか。

石塚:そうですね。やっぱりtoCだと、ある程度トラクションがたってから、実績がついてからじゃないとファンドからもお金が出ないっていうのもやっぱりあるので、すごいなと思います。
おさむさんの作品って、マスに向けてるものが多いじゃないですか。でもスタートアップってもうとにかくニッチで、本当に狭い領域でも、ユーザー全部取ってるみたいなところが多いと思うんですけど、その自分が今までマス取ってきたけどもニッチなところに出すっていう点でどういう考えを持ってやられているんですか。

鈴木:「今回の極悪女王なんて、めっちゃニッチです、入口が。でもニッチなところを刺した方が、日本の場合はメジャーカルチャーになりやすい。というか客がつきやすい。
しかもマネタイズそのものに関して言うと、いまは有名な芸能人ほどお金が稼げるって時代ではないし、お笑い芸人さんも有名であるよりもライブにお客さんを呼ぶ方が、深度が深いものがあるんですよね。

だからそこを見抜くのがすごい大切で、ニッチで深度深いところにどのくらいのお客さんがいるかっていう。100万人のお客さんはいなくていいんだけど、1000人のめちゃくちゃ濃いお客さんがいるかどうかっていうのを見抜くことを、自分はここ数年、特にやってきました。今回の女子プロレスなんてまさにそうなんですけど、ニッチカルチャーがバーンと爆発する方を自分の中で大事にしてます。
でも結局、究極見てるのは社長の根性論ですね。根性があったらその会社潰しても何とかするんで」

福田:そこをどうやって見抜くんですか?

鈴木:「飲み会です。シェアオフィスを7年ぐらい前からやってるんですけど、横の繋がりを作るためにすごい飲み会をやるんですよ。そのときにその企業だけじゃなくて、仲のいい20代のタレントさんとか一緒に飲み会やるんですよ。最初は若手企業家が『あ、有名人だ』とかなるんですけど、有名人からしたら同年代で起業してる人っていうのは、すごい憧れのリスペクトする存在でもあって。そこで情報交換をすることで世界が変わってくるっていうのがあって。ビジネスの話をするだけじゃなくてその人間性をほじったりとか、あんまり追い込むと多分苦手な子だなとか。この子どのぐらい根性あるかなっていうのがわかるんで面白いですよね」

福田:出資をお願いしますって会社が来たら、いつも聞くことは決めていたりするんですか?

鈴木:「ないですね。でもイタい人を大切にしたいと思います。自分がまさにそうで。僕は19歳で放送作家としてこのニッポン放送でお世話になったんですよね。もう相当イタかったです、自分に無駄な謎の自信があったし。でもこのニッポン放送は、その謎の自信があるやつとかを面白がってくれたんですね。

今はYouTubeとか出てきて、お笑いとかも平均点が高くなったんですよ。スタートアップも手本がありすぎちゃって。かつファッションかのように、バリュエーションを高くしてみたりとか。
そんななかで手本とか関係なく、こうイタいやつって、ある意味その行動力すごいし、強い。昔の自分がそうだったんですけど、例えば10人のうち9人に嫌われても1人めちゃくちゃ好きな奴がいてくれると、それってすごいパワーなんですよ。だから、何となくみんなに7点、5点とかで応援されてるより、9人に0点つけられて1人の人に10点中12点つけますって言われている人、僕はそういう人を大事にしてあげたいなと思うんですね」

福田:ありがとうございました。

石塚:やっぱりパワーをもらえる人に番組を盛り上げていただきました。何を聞いてもたくさん情報が返ってきて、すごく勉強になる会でした。

福田:そして次回も素敵なゲストが来てくださいます。どんなお話が聞けるのか、お楽しみに。

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    福田典子
    福田典子

    福田典子

    1991年生まれ。株式会社SCOグループ広報・COC兼アナウンサー。
    2013年立教大学経営学部を卒業後、RKB毎日放送入社。情報番組やスポーツ番組を担当し、福岡ソフトバンクホークス番リポーターとして活躍。2016年テレビ東京に中途入社。「モヤモヤさまぁ〜ず2」の3代目アシスタントに抜擢。そのほか主な担当番組は「よじごじDays」「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」等。野球、ゴルフ、卓球、フィギュアスケート、柔道、競輪、ソフトボールなどスポーツ中継の経験を生かし、リオ、平昌、東京と3大会のオリンピック報道にも携わった。2024年3月末日にテレビ東京を退職し、フリーアナウンサーとしても活動する。一児の母。

パートナー
  • 株式会社スルミ 代表取締役CEO 石塚つばさ
    株式会社スルミ 代表取締役CEO 石塚つばさ
    株式会社スルミ 代表取締役CEO 石塚つばさ

    株式会社スルミ 代表取締役CEO 石塚つばさ

    日本大学大学院法学研究科知的財産専攻博士前期課程修了。
    経営者の祖父の影響を受け大学在学中である2020年に株式会社スルミを創業。
    女性活躍支援、DX人材の育成および生成AIのプロダクト開発やコンサルティングを行っている。
    大学在学中に芸能活動を経て、ミスワールド・ミスユニバースなど
    世界的ミスコンのファイナリストとしてSDGsをテーマに世界に向けて発信し受賞歴もある。
    青年版ダボス会議”One Young World"Manchester Summit2022および
    ILS TOP100スタートアップにも選出された。一般社団法人生成AI普及活用協会
    (GUGA)執行委員、一般社団法人デジタルサロン協会 理事、日経xwomanアンバサダー、
    NewsPicksプロピッカー、TSUTAYA「Discover us」コラムニストなども務める。