ダースレイダーさんは、パリで生まれ、幼少期をロンドンで過ごされます。
その後、東京大学に入学するも、浪人の時期に目覚めたラップ活動に傾倒し中退。
2000年にMICADELICのメンバーとして本格デビューを果たし、
注目を集めます。ご自身のMCバトルの大会主催や講演の他に、
日本のヒップホップでは初となるアーティスト主導のインディーズ・レーベルの
設立など、若手ラッパーの育成にも尽力。
現在は、The Bassonsのボーカルの他、司会業や執筆業と様々な
活動を積極的に続けていらっしゃいます。

病から復活され、もうすぐ余命5年達成と
“ヒップホップの精神”で常に逆境を跳ね返してきました。

「ヒップホップの考えが役に立ったのは、病気になった後、世間的には
マイナスと言われる状態に陥った自分の今の現在地点を考えた時、
ヒップホップは逆転の発想がたくさんあって、みんながマイナスだと思っている中にも
絶対値的にある種のエネルギーがそこにはあって、
反転させればポジティブになるというのが、ヒップホップのひっくり返しの思想です。」

ダースレイダーさんは、幻冬舎から「武器としてのヒップホップ」という本を発売されました。
ヒップホップ用語を軸に、逆境の乗り越え方、隙間をつく思考法など閉じ行く
社会のなかで、生き方を伝授されています。