ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2024.02.18

サンデー早起キネマ『ネクスト・ゴール・ウィンズ』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
2/18は、人と人が紡ぐ絆に感動する3本。

1本目は、負けを知る、すべての人へ!実話を基にした爆笑と感動の涙溢れる人生の応援歌
『ネクスト・ゴール・ウィンズ』

サッカーがお好きな方はご存知かもしれませんね。2001年のW杯オセアニア予選で、オーストラリアは31対0で大勝利をおさめ、世界記録を樹立しました。
米領・サモアチームは、このサッカー史上最悪の敗北で、“世界最弱チーム”というレッテルを貼られ、10年以上に渡ってFIFAランキングは最下位。しかし、2014年W杯の予選で、長年の汚名を晴らし、初勝利をもぎとるという奇跡の実話。
映画化したのは、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督。「究極に爽快な敗者の物語」だといいます。

舞台はもちろん、南太平洋に浮かぶ長閑で美しい島、米領サモア。
世界最弱チームを立て直すため、監督として派遣されたのがトーマス・ロンゲン。ある出来事から感情をコントロールできなくなった彼は、事あるごとに問題を起こし、サッカー界から追放寸前、仕方なくサモアにやってきたのです。
あまりにも文化が違うチームに苛立ちを隠せないロンゲンでしたが、サモアの人々のひたむきさや優しさに触れるにつれ、いつしか心に負った傷が少しずつ癒やされていきます。
そして、チームを勝利の栄光へと導く中、彼自身にも、本当の「幸せ」へと続く道が開けていくのです。

さすがのワイティティ監督、笑いに包んで大切なことを教えてくれます。
厳しい勝負の世界を生き抜く中で心に傷を抱えた孤独な監督と、温かな思いやりや独自の素晴らしい文化を持ちながらも、よそ者の監督を信用しきれない島国の選手たち。些細なことでぶつかり合ううちに、お互いが少しずつ変わっていきます。

中でも、第3の性である“ファファフィネ”と呼ばれる選手ジャイヤが素晴らしいんです。
「ファファフィネは社会の花」と言い切る島の人たちに愛されるジャイヤがどんな活躍をするのか是非ご期待下さい。ファファフィネが初めて公式戦に出場したのも実話なんですよ。
青い海と空、心地よい風も感じられる素晴らしい映像と大袈裟な音楽もこの作品の大きな魅力です。
挫折を味わった者達がそれぞれの人生に向き合い、やがて分かりあっていく温かい心の交流を胸に響く宝石のような言葉と極上のユーモアで彩る感動作をお楽しみください。

『ネクスト・ゴール・ウィンズ』
2月23日(金・祝)より全国公開

公式サイト:ネクスト・ゴール・ウィンズ | Searchlight Pictures Japan
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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    • ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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