ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2024.02.11

サンデー早起キネマ『ボーはおそれている』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
2/11は、ドキドキが止まらない極上のサスペンス・スリラーを3本ご紹介。

2本目は、気鋭の映画スタジオA24の製作で、天才映画監督アリ・アスターが主演にホアキン・フェニックスを迎えて贈るオデッセイ・スリラー
『ボーはおそれている』

主人公は、アパートで一人暮らし、日常の些細なことにもビクビクする怖がりで小心者のボー。ある日、「母親が怪死、亡くなった」と連絡を受けます。ついさっきまで電話で話していたのに…。
ボーが母の元へ駆けつけようとアパートを飛び出すと、世界は激変!日常ではありませんでした。
これは現実なのか?悪夢なのか?妄想なのか?分からなくなってしまった世界で実家にたどり着くことができないボー。
次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしかボーを徹底的にのみ込む壮大な物語へ変貌していくのです。

ボーを演じたのは、もちろん、ホアキン・フェニックス。
この12月に『ナポレオン』が公開されたばかりと相変わらずの大活躍。
怖がりのボーを演じた今回は、眉を八の字にした困り顔がなんて似合うんだと実感。彼でなければ演じられない役です。

母親の元へ帰省しようとしますが、見えざる何かに動きを監視されているのではと怯えながら、不思議で邪悪な世界に誘われていく一人の男性の物語。
わけもわからず、恐ろしいだけのはずなのに、なぜか笑える!
ユーモアと恐怖が混在する不思議な体験ができます。
アリ・アスター監督の頭の中は一体どうなっているのだろうと覗いてみたくなります。

この映画についてアスター監督は「探求しているのは、ボーの人生ではなく彼の経験だ。観客には、彼の頭の中に入って、感情を肌で感じてもらいたい。できれば細胞レベルでね。主人公と同じ気持ちになって一緒に行動するけど、彼が歩む道をたどるというより、彼の記憶や幻想、恐怖を体験するんだ。これはボーの人生を体験する映画だよ」と述べています。
そう、ボーと一緒に体験している気分になれるんですよね。
そして、訪れる衝撃のエンディング!179分の旅の果てに、待っているものとは?

『ボーはおそれている』
2024年2月16日(金)全国ロードショー

公式サイト: https://happinet-phantom.com/beau/
出演:ホアキン・フェニックス、ネイサン・レイン、エイミー・ライアン、パーカー・ポージー、パティ・ルポーン
監督・脚本:アリ・アスター
上映時間:179分
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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