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10/30は、3つそれぞれのジャンルを代表するような傑作を3本ご紹介。

2本目は、韓国から届いたすべてが逆転する新たな感動サスペンス
『君だけが知らない』

刺激的でドラマチック、二転三転する物語の構図など、多くの観客を魅了してきた韓国のサスペンスに、新たな傑作が誕生しました。

主人公は、事故で記憶喪失になってしまったスジン。
夫・ジフンの献身的なサポートで少しずつ日常生活を取り戻していきますが、ある日、自宅マンションのエレベーターに乗り合わせた少女が、車に衝突する幻覚が見えました。後に、その通りの状況が目の前に展開されたスジンは、彼女を守ろうとし、危うく車にぶつかりそうになったところを夫のジフンに助けられます。
それから間もなく、同じマンションでガス爆発事故が起きる幻覚や、女子学生が男に嫌がらせを受けているという恐ろしい幻覚を次々とみるようになり、周囲にその異変を必死で伝えようとしますが、彼女が見た未来を誰も信じてくれません。
そんな鬱屈とした日々の中、スジンは殺人現場を目撃してしまい、実際に死体が発見されます。次第に混乱していき、やがて、優しい夫さえも怪しむようになっていくスジン。記憶のない自分の過去、現在、そして幻覚で見える未来…真実はどこにあるのか？混乱の中すべての謎が解けた時、スジンに私たちに感動の波が押し寄せてきます。

ひゃー！えー？！そういうことだったの？あれってそういう意味だったの？なにそれ？えー！？
すべてがわかった時、言葉にならないほどの驚きと感動で胸が締め付けられました。
“これぞ、ザ・韓流サスペンス”という傑作を送り出したのは、この作品で長編デビューを果たした女性監督ソ・ユミン。『八月のクリスマス』『四月の雪』の名匠ホ・ジノ監督の元、で助監督や脚本を手掛けてきました。

主演は、韓国ドラマ「花郎」の女王役や、「サイコだけど大丈夫」の童話作家役で、日本でも人気のソ・イェジ。端正な美しい顔とちょっと低い声がすごく魅力的なんですよね。
そして、もう一人の主役、夫ジフン役は、『シルミド』『春が来れば』など、幅広い役を演じ、韓国映画界になくてはならない存在の実力派俳優キム・ガンウ。
俳優二人の圧巻の演技合戦と、素晴らしい脚本による息もつかせぬ怒涛の展開！やがて物語がクライマックスに達した時、すべてが逆転。タイトルに隠された意味に放心状態。膝がガクッと折れ、涙が溢れます。

『君だけが知らない』
10月28日(金)全国公開

公式サイト：https://synca.jp/kimishira/
監督・脚本：ソ・ユミン
出演：ソ・イェジ、キム・ガンウ、パク・サンウク、ソンヒョクほか
原題 내일의 기억／英題：RECALLED／字幕翻訳：石井絹香
配給：シンカ
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