おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
8/1は、3つの国の物語をご紹介。
2本目は、日本の過去に学べる戦争にまつわる作品
『映画 太陽の子』

去年、NHKでテレビドラマが放送されたのでご覧になった方もいらっしゃるでしょうね。
脚本・監督は、朝ドラ「ひよっこ」や今放送中の大河ドラマ「青天を衝け」を手掛けた黒崎博氏。
10年以上前、広島県の図書館で“若き科学者の日記”を見つけた監督が、映像化を願い、膨大な資料を集め着々と準備、パイロット版ともいうべきドラマを経ての映画化となりました。
その日記には、「原子の力を利用した新型爆弾の開発」という衝撃的な事実、そして彼の食事や恋愛など、等身大の学生の日常が記されていたのです。

物語の舞台は、太平洋戦争が最終局面を迎えた頃の京都帝国大学物理学研究室。
「この研究が成功すれば、戦争は終わる」そう信じて、若い科学者たちは、海軍から命を受けた「原子核爆弾」の開発を急いでいました。
そのうちの一人が、実験バカといわれるほど実験に没頭している石村修。
そんなある日、建物疎開で家を失った修の幼馴染の世津が、修と母が暮らす家に引っ越してきます。
そして、1945年の初夏、軍人になった修の弟・裕之が戦地から一時帰宅し、幼馴染の3人は、久しぶりに楽しい時を過ごします。しかし、裕之は戦地で深い心の傷を負っていたのです。
一方で研究に励む修も、核分裂エネルギーの底知れぬ破壊力への恐怖と葛藤していました。
しかし、世津だけは、戦争が終わった後の世界で力強く生きていくことを決意していました。
そんな世津に励まされ、裕之は戦地に戻り、修は実験に集中します。
そして、運命の日、8/6が来てしまうのです。絶望の中で修が見つけた光とは何だったのしょうか?

「核爆弾を先に開発したものが世界の運命を決める」
日本の原爆開発を背景に若者たちの決意と揺れる思いを描く300日の青春グラフィティです。
戦時下の極限の状態にあってもひたむきに日々を生きた若者たちの姿に、共感し、涙が溢れます。

純粋がゆえに、科学の素晴らしさと恐ろしさに引き裂かれていく修を演じたのは、柳楽優弥さん。
紅一点、幼馴染の兄弟が淡い思いを寄せる世津には、真っすぐな瞳が雄弁な有村架純さん。
そして、戦地で心に深い傷を負った裕之役は、傷を隠そうとする優しい笑顔が切ない三浦春馬さん。
他に、若い3人を強く優しく見守る修たちの母は田中裕子さん、研究室の教授は國村隼さんなど、役者さんたちが本当に素晴らしかったです。

「科学は、いいも悪いもない、真実しかない」ということを、忘れてはいけないのだと思いました。
快適で有難い未来も作ってくれるけど、使い方によっては逆もありうる…“諸刃の剣”なのだということを。
未来を作っていると信じて原爆開発に邁進する兄と、戦地で死と隣り合わせにいる弟、そして、ただ一人未来を見つめる幼馴染のあの娘…。
この夏、静かな涙があなたの頬を伝います。

『映画 太陽の子』
8月6日(金)、全国公開
公式サイト:https://taiyounoko-movie.jp/
柳楽優弥、有村架純、三浦春馬
監督・脚本:黒崎博 「ひよっこ」「青天を衝け」
音楽:ニコ・ミューリー 『愛を読むひと』
主題歌:「彼方で」 福山雅治 (アミューズ/ユニバーサルJ)
配給:イオンエンターテイメント
©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ

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