ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.08.01

サンデー早起キネマ『すべてが変わった日』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
8/1は、3つの国の物語をご紹介。

最後は、ハリウッドを代表する2人、ダイアン・レインとケビン・コスナー共演の最新作
西部劇の香り漂うサイコスリラー
『すべてが変わった日』

戦争を描いた作品ではありませんが、究極の理不尽と闘う姿は個人の戦争かもしれません。

時は1963年、モンタナ州の牧場。元保安官のジョージと妻のマーガレットは、息子のジェームズとその妻ローナ、産まれたばかりの孫のジミーと幸せに暮らしていましたが、ジェームズが落馬して突然亡くなってしまいます。
そして3年後、元嫁のローラはドニー・ウィボーイという若者と再婚。
しかしある日、マーガレットは、ドニーがローナと幼い孫ジミーを叩いているところを偶然目撃!心配してローナの家を訪ねますが、すでに3人はドニーの故郷に引っ越してしまった後でした。
胸騒ぎを感じたマーガレットは、ローナとジミーを取り戻すことを決意!反対していたジョージは妻を説得することができずに、一緒に車に乗り込み、救出の旅に出ます。
やがて、行きついたのは、ドニーの母親である女家長ブランチ・ウィボーイが暴力と賄賂ですべてを仕切っている街でした。
暴力が全て、常識が通用しない一家を相手に、マーガレットとジョージは、大切な孫と元嫁を取り戻すことができるのでしょうか?

凄いサイコです!スリラーです!ブランチ役のレスリー・マンヴィル。『マレフィセント』での妖精役とは大違い!
そして、常識が通じない、すべて暴力でねじ伏せるという理不尽に戦いを挑むマーガレット役のダイアン・レインの情熱が痛いほど伝わってきます。
それを静かに見守り、いざとなると命を懸けて守ろうとするケビン・コスナーは、年齢を重ねても、いえ、重ねたからこそのカッコよさがあります。

決して揺るがない家族の絆、愛ゆえに時には独りよがりな選択をしてしまう強烈な女たちの対決!
家族を守りたいという思いは、きっと同じなのに、マーガレットとブランチはわかり合えることがありません。
知らず知らずのうちに巻き込まれてしまった不幸へのスパイラル!
ウィボーイ一家の考え方と暴力には唖然とさせられましたが、暴力でない違ったやり方なら、こうした理不尽は、世の中にはあり得ることなのかもしれません。
どう対処すればいいのか…ウィボーイ家に到着してから衝撃のラストまで、ずっとハラハラし通しです!

『すべてが変わった日』

8月6日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかにて全国ロードショー

公式サイト: subetegakawattahi.com
Twitter: @subetegakawatta
Facebook: facebook.com/subetegakawattahi

キャスト: ダイアン・レイン、ケビン・コスナー、ケイリー・カーター、レスリー・マンヴィル、
ウィル・ブリテン、ジェフリー・ドノヴァン、ブーブー・スチュワート
監督・脚本:トーマス・ベズーチャ
原作:ラリー・ワトソン
配給:パルコ ユニバーサル映画
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    • ひろたみゆ紀
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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