ニッポン放送・洗川雄司アナ「目の前を実況することに必死だった」17年DeNA日本シリーズ進出の瞬間を振り返る!

ニッポン放送・洗川雄司アナウンサー
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム10月のテーマは“ポストシーズン実況”
2017年10月24日。DeNAがリーグ制覇した広島とのクライマックスシリーズ セ ファイナルステージを制して日本シリーズ進出を決めたこの日、10月19日から続いたニッポン放送・洗川雄司アナウンサーの出張が終わりを告げた日でもあった。
洗川アナは17年10月19日から3日間、パ・リーグのクライマックスシリーズソフトバンク-楽天の取材のため福岡へ出張し、10月22日には京都競馬場で行われたG1菊花賞のディレクター業務を行うため京都へ向かった。セ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージは台風接近に伴い21日と22日は中止となり、23日以降に順延。
「本来だったら京都競馬場で菊花賞中継に携わっている間に日本シリーズ進出チームが決まって、そのあと私は帰京するはずだったんですが、広島に行くことになりました」。
24日の2勝2敗で迎えたファイナルステージ セ第4戦は4-3でDeNAが勝利し、3勝2敗でDeNAが日本シリーズ進出に王手をかけて24日の第5戦を迎えた。
「クライマックスシリーズファイナルステージはマツダスタジアム敵地で行われたということもあって、皆さんもプロ野球ファンの方だったらよくご存知だと思いますけど、マツダスタジアムはビジター側からすると完全アウェイ、ほぼスタンドは真っ赤に埋まっている。三塁側のビジターパフォーマンスシートの一角しかファンは入れないというくらいほぼ350度くらいカープファンの場所で行われたんですよね。その光景ははっきり覚えています」。
「DeNAが点を取るたびに打球音が聞こえてくるんですが、当然のことながらビジター球場で完全アウェイという中、歓声は全く聞こえない。マツダスタジアムの放送席は目の前がガラス張りになっておりまして、直接外のノイズは聞こえない環境なのですが、当然私がつけているイヤホンからは、ノイズマイクで拾った球場内の観衆のざわめきなどが聞こえるはずなんですが、ほぼノイズゼロという状況で放送席内も私の張り上げる声だけが響いていた。ちょっと野球中継をやっている中で、自分一人だけが声を張り上げている異様な空間だったなと記憶しています」。
試合はDeNA打線が爆発し16安打9得点を奪えば、投手陣も初回に先発・石田健大が広島に2点を失うと、2回からは三嶋一輝(2回)、濵口遥大(2回)、三上朋也(1回)、エスコバー(1回)、パットン(1回)、山﨑康晃(1回)と小刻みな継投で、DeNAが9-3で勝利し、1998年以来となる日本シリーズ進出を決めた。
小刻みな継投も、洗川アナの毎日つける記録ノートが役立った。「中継資料の中から読み取ることができたので、これは異例のことだと感じながら、驚きながら、ずっと次々と代わるピッチャーの情報を発していたような気がしますね」。
長年ベイスターズを取材する洗川アナウンサーはDeNAが日本シリーズを決めた瞬間、「実況アナウンサーは比較的、私は特にそうなんですが、その場の雰囲気、観客の方があげる歓声に乗って気持ちは高揚していて実況していくうちに用意した言葉ではなくて、その場で思いついた言葉が出てくるものなんですけど、特にこのクライマックスシリーズではあまり言葉を用意していませんでした。目の前を実況することに必死だった感じがしますね」と振り返る。
洗川アナの長い出張も、DeNAの日本シリーズ進出で終わった。「疲れもさることながらコインラインドリーに毎日通う日々でしたね」。
今年も14日からクライマックスシリーズが始まる。洗川アナは「クライマックスシリーズ、日本シリーズと中継が続いていくんですが、それぞれのファンの皆さんが最後の頂を目指して懸命に応援しているのだと思います。どちらに偏るというのを私はあまりしたくないんですけど、それぞれのファンが後押ししているんだぞというのを肝に銘じながら中継、放送に携わっていきたいと思います。それぞれのファンに喜んでいただけるような情報をお届けできるように頑張って取材していきたいと思います」と決意を述べた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
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