81歳のレジェンド・宮田統樹アナ、西武黄金時代の取材で感じた“緊張感” この先優勝実況をやりたい気持ちは「あんまりないですね」その真意とは?

ニッポン放送・宮田統樹アナウンサー
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム9月のテーマは“優勝実況”
今年の11月21日で82歳を迎えるニッポン放送・宮田統樹アナウンサーは、長年西武ライオンズを取材し、80年代〜90年代前半にかけての西武黄金時代を取材してきた。
その中でも森祗晶監督が指揮をとった86年から94年にかけての西武は9年間で8度のリーグ優勝、6度の日本一を達成。打線は秋山幸二、清原和博、デストラーデの“AKD砲”に加え、チームリーダーの石毛宏典、正捕手の伊東勤、辻発彦、田辺徳雄らがおり、投手陣も東尾修、工藤公康、郭泰源、渡辺久信と錚々たるメンバーが揃っていた。
「森監督は報道陣に対しても厳しい方でした。例えばこのあと1週間、10日後の相手はどこで、ローテーションはどうなっているとか、相手のピッチャーはこのあと、どの投手が来るかとかなんとなく報道陣に聞くわけ。答えられないとペケされちゃう。お天気のことも含めて、そういうことも考えながらローテーション、相手のローテーション、日程、天気のこと、全てこちらも把握していないと監督と会話ができない雰囲気でしたね。そういう面でも厳しい人でしたね」と振り返る。
「試合前は野球に集中しているから何も話せないとそういう言い方をされたのを覚えていますね」と、試合前練習後に選手たちを取材するのもなかなか難しかったという。
当時の西武ライオンズは「緊張感がとてもあって、ピリピリしていました」と宮田アナウンサーは話す。「辻選手がバナナを2本くらい持って、階段をトントンと降りて行ったりとかありましたね」という昨季まで西武で指揮をとっていた選手時代の辻氏のエピソードについても語ってくれた。
「当時は敵味方、絶対やっつけるんだというピリピリしたムードがあった気がしますが、今はなんとなく和やかで国際大会でナショナルチームができたり、日本シリーズでも交流戦なんかもあったりして、みんな各球団仲良くなっていますね」。
長年西武ライオンズを取材し続けてきて、この先西武の優勝を実況したい、セ・リーグの優勝実況を担当したいという思いを持っていたりするのだろうか――。
「あんまりないですね。僕は野球実況が好きなんですよ。野球実況が好きでニッポン放送に入って、野球実況がしたかった。それだけで大満足なんです。優勝決定戦がどうのこうのというよりは、この試合を実況したいとかこれっぽっちも思わないですね。ニッポン放送で実況するのが生きがい。それは開幕試合を喋ったり、優勝決定戦で大事な試合で実況するのは名誉なことだけど、優勝戦を喋らなくてもいいわけ」。
とにかくニッポン放送で実況をできること、そしてニッポン放送に感謝している。
「ニッポン放送のショウアップナイターは先輩に厳しく教えられて、その伝統を保っているからきっちりした野球実況中継、きちんとした野球実況が聴ける番組だと思っています。リスナーにとっては大事なことなので、投げました。打ちました、どこで打ったかきちんと喋るのがショウアップナイター。そこを聴いてもらいたいですね」。
「あとはそれぞれの個性で楽しいんですよ。ラジオは聴いていて想像力を巡らせたり、話芸を聴いているわけだから、聴いている人が白い歯を見せるくらいの楽しさを中継して、そういう意味では解説の江本さんとか、里崎さんとか解説者の方がいて、こういうところがユーモアに聴ける楽しさがあるんじゃないかな。聴いていて大事な要素の一つだと思いますね」。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
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