ニッポン放送・松本秀夫アナ「成長を共にしてきた仲間」05年ロッテ優勝実況で歓喜の涙

松本秀夫アナウンサー
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム9月のテーマは“優勝実況”
ロッテ、優勝!!31年ぶり、おめでとう、おめでとう、千葉ロッテマリーンズ、逆転優勝、3-2、ロッテ、ソフトバンクを下しました!ロッテが長かった31年ぶりペナントを手にしました!
2005年10月17日、パシフィック・リーグプレーオフ第2ステージ第5戦、ロッテがソフトバンクを3-2で下し、31年ぶりにリーグ優勝を決めた。その優勝実況を担当した松本秀夫アナウンサーは、感極まって号泣しながら声を張り上げ、ロッテの優勝を喜んだ。
松本アナは感極まった原因に「自分の中で勝つとは思っていなかったから、ひとつは心の準備ができていなかった」と挙げ、続けて「あそこにいたメンバーというのは、初芝、堀、小宮山にしても、スポーツアナになりたての頃、ロッテ担当だった1980年代の後半にロッテに入団してきて成長を共にしてきた仲間なんだよ」と明かした。
「駆け出しのアナウンサーで誰もいない川崎球場で練習していて、二軍みたいなところで深澤さんに頭を叩かれながらちょっとずつ、ちょっとずつ階段を上がっていく。彼らも小宮山は比較的にすぐに出てきたけれども、初芝とか堀とか、マウンドで抱き合って泣いていたメンバーというのは親しかったというよりは、一緒に成長してきた仲間なんだよね。今振り返れば、他に親しい選手がいるチームの優勝はあったんだけれど、成長期を共にしたというのはあの時期の彼らの優勝しかない」。
その時代を思い出したことも関係しているのだろうかーー。
「当時は彼ら寮生が多かったんだけど、川崎球場の時は泊まりだったので、時効だから言えるけど、門限がないので飲みに行こうかといって飲んでいた仲間。堀は左ピッチャーが先発だと、次のスタメンのチャンスがあるので飲みに行かない。右ピッチャーだったらベンチスタートだったから飲みに行こう。当時予告先発じゃないから俺がつけているノートが手掛かり。阿波野が投げている、右しかないよ、飲みに行こうといって、たまに外れるんだけどさ(笑)そういうバカをやっていた。飲んでたりとか、それこそ川崎でしゃべっていた彼らの苦労も思い出したし、あの頃川崎でやっていたんだなと思い出して、あの優勝だったんだよな。それで泣いたんだろうね多分」。
アナウンサーが優勝の瞬間に感情を出すことは正解なのだろうかーー。
「正解じゃない。深澤さんにも泣くバカがどこにいるってね、一言言われたんだけど、聴いている人を泣かせる、笑わせるのが俺らの仕事で、演じ手が泣いたり、笑ったり、そこに感情を入れて怒ったりしたら聴いている人間は冷めちゃうんだと。あくまでスポーツアナウンサーは事実の伝い手であって、時に興奮するのはあれだけど、自分の感情を入れすぎちゃうと聴いている人がしらけるというのは、深澤さんに言われました。あそこで泣いちゃったというのはそういう意味で自分が泣いちゃいけない。人を泣かせないといけない」。
2005年に優勝したメンバがー今、コーチとなって1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝を目指して戦っている。
「それは縁があればね。でも今言えばジョニー、小坂、下に諸積とか、堀がいるか。ジョニー、小坂なんかはもうちょっと後に入ってきたから、あの時の感動とは違うけど、黒木は釣りを一緒に行く仲間だし、小坂なんかはニッポン放送をよく聴いてくれる親しい間柄。ロッテを応援している身とすれば、少しは感情移入があるかもしれないけど、2005年はないよ」。
松本アナは9日に放送されるニッポン放送ロッテ-オリックス戦で実況を担当する。「ゲーム差はともあれ、いつもとは違う思いを込めてやりますので、若干ロッテ寄りになったらごめんなさい(笑)」。首位・オリックスと10ゲーム差の2位・ロッテ。優勝が厳しくなったが、リスナーに向けて、魂を込め実況する。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
▼ 松本アナウンサーの今後の実況予定
9月9日 ロッテ-オリックス 解説:前田幸長 実況:松本秀夫アナ
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