Q:「福クルーズ」さんのお悩み

『晩は涼しいというより肌寒くなって来ました。
そんな時の悩みに肌乾燥が在ります。
特にひじの後ろが黒ずんでかゆくなるんです。
年のせいはもちろんあると思いますがかくと
白っぽくなってるんです。何か対処法ありますか？』

A:ライオン株式会社  ヘルスケアマイスター 山岸 理恵子さんの回答

『ひじは身体の中でも皮脂が少なく、乾燥しやすい部位です。
さらに、上半身を支えるために机やイスにひじをついたり、
頬杖をついたりと、外部の刺激を受けやすい部位でもあるので、
皮膚表面の角質がゴワゴワと固くなったり、
黒ずんでしまうなどのトラブルがよく見られます。
これを解消するには、まずは固くなった角質を
オフすることから始めましょう。
とはいっても、いきなり軽石などでゴシゴシ擦るのは厳禁です。
お風呂にゆっくりつかって角質をやわらかくしてから、
スクラブ入りのジェルなどでやさしくマッサージしましょう。
一度でキレイになるわけではありませんから、
定期的に少しずつケアをしていくことが大切です。
角質をオフした後は、クリームなどでたっぷり保湿してください。

なお、せっかくケアをしても、ひじをつくクセがあると、
また同じことの繰り返しになってしまいます。
普段のしぐさなども見直してみてくださいね。』

Q:「匿名」さんからのお悩み

『乾燥のこの時期。いつも不思議に思うのが
お風呂に入ってお肌もしっとりしているはずなのに、
出てすぐカサカサになってしまうのです。
特に足。お風呂で洗いすぎたりしていないのに。
自分の皮膚バリアが衰えているからでしょうか。』

A:ライオン株式会社  ヘルスケアマイスター山岸 理恵子さんの回答

『実は入浴後のお肌は入浴前よりも乾燥しているんです。
ライオンで行った実験の結果、入浴直後はうるおっている肌も、
浴室を出てすぐに急激に乾燥し始め、
だいたい２０分過ぎたくらいで入浴前よりも
肌の水分量が少なくなってしまうことがわかりました。
つまり、入浴後は入浴前よりも肌が乾燥している
“”過乾燥状態””となっています。

この過乾燥を防ぐためのポイントは２つ。
①身体を洗う時に、ごしごし擦りすぎないこと。
石鹸やボディソープはあらかじめよく泡立てて、
泡のクッションで優しく肌を洗うようにしましょう。
特にひじやかかと、すねなどは皮脂の分泌量が少なく、
乾燥しやすい部位なので、あまり乾燥するようなら
石鹸やボディソープで洗うのは1日おきにするなどの
工夫をしてください。
②熱いお湯に長時間漬からないこと。
熱いお湯に長く漬かりすぎると、
肌のうるおい成分がお湯に溶け出して
乾燥しやすくなってしまいます。
お湯の温度は３８～４０度くらい、
浸かる時間は１０分～１５分を目安にしてください。

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Q: 「ハイブスカス」さんからのお悩み

『主人は、寒くなると背中にカユミを訴えます。
お風呂の後にお薬をぬるのが私の役目です。
ボディソープや、固形石鹸が良くないんだと言って、
石鹸を使わないんですよね～？
私はそれってなんだか不潔？と思うのですが。
乾燥肌の入浴方法を是非教えてほしいです。』

A: ライオン株式会社  ヘルスケアマイスター 山岸 理恵子さんの回答

『余程の脂性の方や、スポーツなどで毎日大量の汗をかいたり、
という生活をされているのでなければ、
身体から出る汚れはそれほど多くはありませんので、
必ずしも毎日石鹸などで洗う必要はありません。
もちろん、夏場など、汗のニオイが気になったり、
肌の脂っぽさが気になったり、という場合には
肌を清潔に保つために、
こまめに洗った方が良いこともありますが、
逆に空気が乾燥する冬場などに毎日身体を洗うと、
肌がかさついたり、かゆくなったりといった
不具合が出ることがあります。
また、同じ人でも身体の部位によって、
皮脂の分泌量が異なりますので、胸元や背中は脂っぽくても、
すねは乾燥しやすかったりなど、肌の状態も違うことがあります。
かゆみやかさつきを感じる部位には、石鹸やボディソープは
一日おきに使う、手で洗うなど、
お肌の状態に合わせて洗い方を工夫してみてください。』

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